世の中のことを批判すると、ちょっとカッコよくみえますね。そんなことをする人は大抵上から目線で、「ここはなっていない」とか「○○はだらしない」とか言って、あたかも自分はそのレベルを超越していると言わんばかりです。
でも批判って簡単です。起きていることの逆を(事後的に)言えばいいですから。マスコミが作り出りだしているオピニオンのディスコースはほどんとこれです。
逆に難しいのが、ほめること。批判することとは比べ物にならないほどむずかしい。ほめることは素直になることでもあります。自分のこととして受け入れるからこそ、ほめる対象になりえるのです。批判は、自分のことでなくでもできる、いや自分のことでないほうが批判しやすい。
と考えると、自分の価値観や考え方の範疇に入らないことでも、無意味に馬鹿に(批判)せずに「ほめる」ところを考えることで、視野が広がるのかもしれません。