TOEICの授業のときに話すことですが、事前に問題集で数多くの問題を解いても、それと同じ問題が本番で出題されることはありません。ではなぜ問題が違うのに解けるのでしょうか。

パターンの認識から攻略のポイントをつかむ

それは問題集で演習をしている間に、その問題の出題パターンを認識しているからです。問題を見て、パターンを認識できると、攻略の仕方がわかります。注意すべきポイントがわかります。この攻略のポイントを把握することが得点アップに直結するのです。

不正解のポイントを把握

間違えた問題の原因の分析をするときに、パターンを認識することが大事なのです。出題のパターンをどれだけ把握しているかが得点を左右します。もちろん不正解の場合は単語力不足という場合もあるでしょう。その際は、どの単語の意味がわからなかったから、正解できなかったのかを把握しておくことが必要です。

単語力がないことをすべての原因にしない

ただ、英文にわからない単語があるから、即解けないということにはなりません。単語がわからなくても、構文を把握する力、文法力があれば解ける問題は多いのです。比較的実力が低い人は、解けない原因を単語力のなさに求めがちで、単語の暗記に走るケースが多いのですが、それだけでは解決しない場合もあります。正解できなかったポイントを突き止めることが、正しい学習法への第一歩になります。

具体例から一般法則を学ぶ

ということは、本番の試験では、パターンの分類をして、そのパターンにあった攻略のポイントを、その問題に適用することを意識することが大事です。学習のときから、「個別具体的な問題からパターンを認識、そのパターンに合った解法を、目の前の問題に適用」というプロセスを意識することが学習の質をあげるためのコツかもしれません。

まとめ

英語学習法は人それぞれです。やみくもにそれをまねするのではなく、その具体的な方法によって、何が得られるのか、どんな分野を鍛えているのかを把握することは大事です。学習法のパターン認識と言えるでしょう。それができれば、見た目は違っても実は同じ学習法である、といったこともわかるようになります。具体から抽象(=一般)という帰納的な思考は必要です。

==【昨日の活動】==================

・4月に独立した知人と会食。組織を離れて、開放感に浸っている知人が見られてよかった。

・夜は、コンテンツ作成のコンサル。講演会のレジュメづくり。

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