教材を読んでいるとき、編集するときに意識していることがあります。情報のみを収集する本は、できるだけ時間をかけないで終わらせたいものです。(縦書きの場合であれば)目を上から下に急いで動かしても、限界があります。2〜3行の固まりで読むのも有効ではありますが、だとしても極端に短くはなりません。

わからないから勉強する

自分が意識していることは、「わからなくても先に進む」です。勉強がイヤになるのは、「わからないから」です。わからないから勉強するわけで、わからないのは当然なのですが、でもわからないとイヤになります。そしてそれが原因でやめてしまったりします。実にもったいないです。自分もさんざん経験しました。

わからなくても読破する

したがって、この対処法はやはり「わからなくても先にすすむことを決める」ということにつきます。いい加減でいいというわけではありません。完璧な理解を求めて、学習が継続できるのであれば、それに超したことはありません。ただそういう人はそんなに多くないような気がします。

目次を横において読む

わからなくても、先にすすむと、ある一定のリズムでページをめくることが可能になります。そして最後まで読み通すのもさほどの困難を感じなくなります。その際に重要なことは、目次を意識することです。全体の流れの中で今どこを読んでいるかを絶えず確認しながら読むのです。目次のコピーを横において読んでもいいぐらいです。スピード感をもって、全体を把握すると、「わからない感」が減ります。専門用語などは全体理解のあとに、調べればよいのです。

英文にも使える

これは英文のリーディングにも当てはまります。わからない単語で立ち止まらないで、とにかく一定の速度でページをめくり続けてください。やはり目次を意識しつつです。おのずの集中力も高まります。へたに時間があると、細部に入りこんでわからなくなり、イヤになって勉強をやめてしまうのです。

まとめ

最初の学習には「じっくり」はあまり意味がないのではないかと思っています。全体像を把握してから、「じっくり」読みをしてほしいです(もちろん、格式高い文章や古典などを読む場合は別です)。編集する際には、理解を促進する「流れ」を意識して本をつくっています。目次は大事です。

関連記事:目次の効果的な使い方ーコンテンツ作りの視点から考えるー

==【昨日の活動・所感】==================

・2月ぐらいから進めていた企画を引き上げる。投下した時間はかえってこないけれど、これ以上費やすのはもっと愚策。

・ひとりであることのメリットを感じる日々。意思決定ははやいし、チームを組めば大型企画にも取り組める。いや、もっと決定を早くしたい。

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