勉強をするときには、目的を持たなくてはいけません。当たり前のように聞こえますが、意外とできてない人が多いように思います。
・何のためにその勉強をしていますか?
・何のために、その本を読もうとしていますか?
・その本のそのページから進めようとしているのはなぜですか?
・今日の学習時間はどれぐらいですか?
・今日の学習時間の最後にはどうなっていたいと思いますか?
文字にすると面倒くさいように思えますが、このような質問に回答していくことが、学習効果を高めるための意識づくりです。とは言っても、時間にしたら10秒〜15秒ぐらいです。これをやるだけで学習効果は違います。
その目的を確認したあとは、「全体と部分」と「入力と出力」を意識してください。順番は以下の通りです。
(1)全体の入力
(2)部分の入力
(3)部分の出力
(4)全体の出力
まず、(1)で概要の把握を行います。ざっと読み、下読みで、だいたいの内容をつかみます。(2)の段階では、各パート、各章の読み方に入ります。(1)(2)が終わったら、次は、出力を行ないます。問題演習、ポイントのまとめを書いてみる、ことなどがここに該当します。最後の(4)は、模擬試験演習、要約をします。
この4つのプロセスを意識しながら学習することが、学習効果を飛躍的に伸ばすコツです。全体の入力から始まって、全体の出力で終わる。この流れを各自の学習に取り入れてください。