各moduleが終わったら、論文にとりかかります。
準備期間は4ヶ月。圧倒的に時間が短すぎます。
もちろん大学からは、moduleを終わらせる前から
準備しておきなさいと言われていましたが、
現実問題として、同時進行することはほとんどできませんでした。

テーマ設定に迷走

自分の場合は2011年4月に提出予定でしたが、
テーマに迷走した上、311があり、まったく
進められませんでした(震災の直後に
指導教授から、メールをもらいこちらの様子を
気遣ってくれました)。

関心はあまり広がらず…

その後、リセットしてテーマを考え直しました。
結果、哲学の大学院で学んだことの延長線で
書くことを決めました。自分の関心はやっぱり
そこにあることを実感したとともに、
これだけ勉強しても興味は広がらなかったことを
残念にも思ったりしました。内容はちょっとだけ、
次回お伝えします。

勉強するための環境が激変

ただ論文書くための環境はますます厳しくなりました。
6月に身内が亡くなった(にもかかわらず、仕事が忙しすぎて
忌引きがとれなかった)り、8月に知人が急死したこともあり、
勉強する状態ではなくなったのです。
あんなに虚無感に追われたことははじめてでした。
会社はといえば、震災で売り上げ予算が大幅に下回り、
追加でノルマが課されたことで、いよいよ時間的にも体力的にも
限界が近づいてきた感じでした。
というよよりも会社で起きているいろいろなことに
気になるようになりました。それまでは本作りに集中できていたのですが。

退社を決断することに

これらの経験が、自分の身の振り方を考えさせる大きなキッカケとなり、
さんざん悩んだ結果、10月末に会社をやめることを思えています
(そのときの上司の反応もとってもよく覚えています)。

この決断は本当に勇気のいることでしたが、こんな衝撃的なことが
重なる年もかつてなかったし、今年決断しないと、一生変えられない、
ぐらいの感覚でした。今考えれば、そこまで思い詰めなくても…という
感じですが。

最後に

自分の中では、会社をやめたことと大学院で勉強していたことは

多いに関係があります。学んだことはキャリアアップにつながるわけではなく、
もちろん収入につながる絵も描けませんでしたが、自信がついたのは
確かです。メディアの知識が増えたとか、英語力がついたとかより、
厳しい環境の中、成し遂げたことがそう思わせたのだと思います。
結果的には、この経験がもとになり、大学の講師をやることになったわけですが。
==【昨日の活動・所感】==================
・10時〜7時までセミナーに参加。かなりハードどっと疲労。帰ってから、ゲラ読み。
・情報がネットでタダで得られる時代。セミナーだけでなく、知識を伝えるだけのビジネスはだんだん成り立たなくなっている。

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