最近、出版だけでなくいろいろな場面でコンサルティング的なことでお役に立てるケースが増えてきた。相手の仕事は多種多様。自分でもその幅の広さにびっくりする。編集者時代では考えられなかったことだ。

ただこれは自分の守備範囲とする業界が広がったのではなく、お役に立てる人が増えたということだ。同じ業界でも人によってはまったくその人のビジネスに貢献できないこともある。自分がどういうタイプが得意か、不得意かも明確になったというかもしれない(合わない人はトコトン合わない)。

自分が得意とする人と出会うには、まずは自分が自分のビジネスコンセプトを伝えることが必要。どういう意識で仕事をしているのか、なぜその仕事をしているのか、など。簡単に言えば、自己紹介ということだけど、自分がやっていることを相手に興味を持ってもらえるように伝えるのは意外とむずかしい。しかも人を前のめりにさせるにはそのストーリーに意外性も必要。「へぇ、その仕事おもしろいね」と思ってもらうネタは皆が知っていることや皆がとびつく情報からはうまれない。

世の名言をただ繰り返したり、どれだけ売ったとか、それだけ稼いだとか、どれだけ自分に投資したとか、まったくどうでもよくなった。意外性はその人の教養から生まれるのかもしれない、最近思う。

Related Articles: