自分たちが提供しているサービスは、なぜなのか。これを知っている人は意外に少ないとコンサルタントの人たちとの勉強会で気づかされました。提供する側は、「自分にはもちろん、選ばれる理由があり選ばれている」と思っています。でもそれは提供する側の思惑。実際は、どうなのでしょうか。

契約書を交わしてもトラブルがなくならないわけ

この認識を一致させることが大事なのは言うまでもありません。コンサルが始まる前に、低要することや手順や期間や金額などを提示するのはその一例かもしれません。でもこれだけが選ばれた理由ではありません。むしろ、選ぶにあたって「感じた」ことが表現されていないのです。なので、契約書をかわしたからといってトラブルがなくなることはありません。

非言語の印象が購入を決めることも?

人はサービスを買う前に、文字に書かれていること以外から受けている感情や印象があります。「なんかスゴそうだな、この人」とかあるいは逆に「ちょっと頼りなさそう」とか、あるいは、「ちょっととっつきにいそうだけど専門性高そう」とか「なんとなく寄り添ってくれそう」とか「バリバリ体育系で結果を出してくれそう」など、非言語の部分で勝手に受け取る印象があるわけです。本人はまったく言葉を発していないにもかかわらず、なのです。

無意識的に自分が表現されていることを自覚する

この印象が本人の想いとはまったく違った方向で受け取られることが結構多いのです。通常確めようがないのですが、だからこそここに意識を向ける必要があります。受け取る側は、相手のほんのささな行動とか一瞬の言葉とか雰囲気を感じ取ります。それはほとんど無意識的に発することなので、「心のあり方」が問われるのです。書類も形式的なやり取りは完璧だけど、なんとなく親しみを感じないのは、心が通じていない証拠。契約書も大事だけど、それだけでは満足しないのは、ここが問われているのです。むしろ、心が通じ合えば、自分たちがやっているコンサル業務は、契約書とか立派な設計書がなくても成立します。

まとめ

無意識的に自分が表現されることを考えると、その部分を変えるには、心からそう思えるようになるところまで、自分を突き詰めるしないのです。これには必ず他者の力が必要だと思っているのです。他者の力を借りて、気づきをもらって、自分を深める。このプロセルを回し続けたいです。

==【昨日の活動・所感】==================

・午前中仕事して、午後勉強会。今日書いたような内容(↑)がテーマ。メチャクチャ深い。自分の問題意識がズレている原因がわかったような気がした。

・気づきをもらうには、他者のフィードバックが絶対必要。ただたいていの場合、きついフィードバックなので、信頼関係が不可欠。

・夜は久しぶりにいつも行っているバーに。思考の整理とマスターとおしゃべり。

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