人からフィードバックを受けることは極めて重要です。先生業とかコンサルタントの人はあまりそういうことはないかと思うのですが、そういう人こそその必要性を感じます。

自分が認めたくない気持ちに気づくために

人と接する仕事の場合、その質を上げるためにはフィードバックを受けることが不可欠です。自分の気持ちと、それを受け取った印象は違うことが多いからです。ただ、真のフィードバックは、伝えられる側はもちろん、伝える側にとってもキツいことがあります。「いい話し」ばかりしても意味がありません。真のフィードバックの中には、自分の中に認めなくない気持ちの存在に気づかされるものがあります。この気づきがキツいのですが、だからこそ向き合う必要があるのです。

無形資産の意味とは

ただ相手にとって快適でないことを伝えるのは誰しも躊躇するものです。普通はそこまで踏み込みません。だからこそ、キツいことを言ってくれる人が必要でそのための機会作りや人間関係の構築が大事になってきます。最近は、それこそが財産だなと思っています。

フィードバック力を養うためにも

自らがフィードバックする力も、フィードバックされたことに真摯に向き合う過程で、養われます。率直なフィードバックを受けていると、相手にとって、自分の気持ちを伝えるにはどうすればよいかを考えるからです。最近は、これこそがコミュニケーション力なのだと考えさせられることしばしばです。言葉が上滑りしている状態も少し把握できるようになりました。

まとめ

最近思うのは、世の中の原理原則に対する理解度は、無限だということです。たとえば「時間は大事」「第2領域は大事」「やり方よりあり方が重要」などなど…、それを否定する人はいないと思うのですが、その理解度はさまざまです。だからこそ、深い意味を伝えるためのメタファーとかアナロジーとか具体例が必要なのです。編集するときにも必要なことだと思っています。
==【昨日の活動・所感】==================
・友人の事務所をお借りし「出版100リスト」セミナーを開催。文章のトーンは「知識伝授」「読者教育」「主義主張」の3つがあることに、多くの時間を費やす。自分自身、今後もこの点は深めたい。少人数だからこその深い議論ができたと思う。参加者の皆さん、ありがとうございました。

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