話すことと書くことの共通点は、自分で自分の表現したいことを言語化しているということです。言語化していないと話せないし、書けません。厳密に言うと、言葉で表現することができるけれど、言語化していないと、わかりやすく伝えることができない、ということかもしれません。これは相手に伝えたい、絶対読んでもらいたいなどを追求するときには、意識的な言語化が必要です。

自分の思考や感情を的確に表現するためには

言語化のためには、自分の思考・感覚・感情を的確に表現するための語彙が必要です。自分の考えていること、感じていることを表現するために最適な語彙を使うことで、相手に伝わる質と量も増えます。一般に、本を読むのは、語彙を増やすためでもあり、その語彙がどのような文脈で使われていることを知るためでもあります。語彙は無限に存在するので、その質と量を増やす努力は、一生かけて取り組むものなのだと思います。

語彙の量と質を増やす努力

平易な語彙を使うことで、相手にわかりやすく伝えることもできますが、もしかしたら、ほかの言葉を使ったほうが、より多くの意味やより深い意味を伝えられるのではないかとも思うのです。深い意味を伝えるための語彙を自分がしらないだけ、ということも多いにありえます。逆に言うと、人が使った語彙を知らないと、その人が意図することを理解することもむずかしくなりますね。対面ではノンバーバルコミュニケーションももちろん大事でその影響も大きいのですが、それでも自分が伝えたいことを伝えるために、相手が伝えたいことを理解するために、質・量ともに語彙の追求が欠かせません。

量も大事だけど、質も大事

毎日ブログを書いていると、語彙の貧困さに直面することが多いです。難しいことを書こうというつもりはないのですが(そもそも無理ですし…)、それでももっとほかのの言葉を使ったほうがいいのでは?とか、この言葉の感覚とは何か違うかも?のような思いがあります。語彙の量ももちろんですが、足りないとより強く思うのは、語彙の質のほうかもしれません。「知っている単語なんだけど、自分にはなじみのない使い方」にこそ、学ぶ機会があるのではないかと思っています。こういうことを考えると、編集をするときには、平易な文章にすることで、著者の思いが削られていないか、を意識する必要があると、改めて感じます。

まとめ

語彙の増強には電子辞書が便利ですね。常にカバンにいれて持ち歩いていますが、ブログを書くようになってから、英語の辞書より、国語辞典を引く回数が増えています。発見が多いです。

==【昨日の活動】==================

・目の前の仕事はあまり進めず、進行中のプロジェクトの確認と見直しと立て直しに時間を費やす。視野が狭くなっているところがある。

・15キロラン。時間を計らずゆっくり走る。

 

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