ワールドカップは、決勝トーナメントが始まり、激しい戦いが続いています。テレビを見ながらふと思ったことを書いてみます。

記録が少ない競技

サッカーは、記録が少ないスポーツですね。試合中で個人の記録として数えられるのは、得点とアシストぐらい。数字にならないところで戦術を考えないといけませんだ代表チームやプロともなれば、最先端の技術を駆使したデータなどの分析をしているのでしょうが、私たちにとってなじみのあるものではありません。記録が少ない中でどのように戦術を考え、チームビルディングをしているのか、興味深いです。

記録だらけの競技

それに対して、野球は、個人としてもチームとしても数えきれないほどの記録があります。攻撃で言えば、打率、打点、ホームラン数、犠打はおなじみだとしても、右投手・左投手別の打率や、打球の方向やストライクゾーンのどこが打率が高いか低いか、などというデータもあり、テレビ中継で紹介されることがあります。チームの記録、リーグ全体の記録で考えれば、それこそ数えきれないほどの記録があります。

感じる競技と考える競技

サッカーと野球の違いは記録の違いだけでなく、プレーのスピードがまったく違います。野球の場合、打者は一球一球配球をバッターボックスの中で「考えます」。もちろんバッテリーも考えます。打ちとられたバッターが次の打者に、相手ピッチャーの球種など情報を伝えることもできます。サッカーは、もちろん考えつつなのでしょうが、自分には、「感じながら」プレーしているように見えます。チームメートが出してくれるであろうパスを感じながら、自分も動くという感じかもしれません。いずれにしても、レベルが高すぎでわからないのですが、少なくとも野球は記録から自分の姿勢を考えることにつながっています。

行動するためにはどちらがより大事なのか

どちらか一方でいいわけではなく、どちらも必要です。ただ「考える」ことの重要性は多くの人が自覚するところですが、瞬間の気持ちを「感じる」ことはなかなかむずかしいように思います。でもサッカーのように人が動けるのは、瞬間的な反応が求められるため、時間的に考える状況にないからです。そのなかで最高の選択、最高のプレーをするために日々トレーニングをするわけです。野球の場合、チャンスでバッターボックスに入ったのに、さんざん考えて、見逃し三振するのは、考えすぎだからかもしれません(自分は草野球でよくこれをやるのですが…)。他方、「何も考えず目の前ののボールにくらいつきいて、思いっきり振り抜きました」などとヒーローインタビューで答えている選手は、その瞬間考えてはいないはずです。自分の仕事でも、時間をかけると、常識やら世間体やらを考えだして動かなくなる可能性が高いです。

まとめ

行動するために何を考えるか、行動するために何を感じるかーどちらも大事です。ただ使い分けのタイミングが必要だということですが、なにをやりたいか、は多様な人やものに触れたなかから「感じる」ことから生まれるはずです。何かを感じれば、その方向で戦略を考える。何も感じていないのに、情報を集めただけで考えたつもりになることは避けないとと思っています。

==【昨日の活動・所感】==================

・なんだかキツい日々ですが、しばらくはこんなときが続きそう。今は、感じることを大事にしたい。

・仲間がいることは、大きな財産。仕事も年齢もまったく異なる人たちからのアドバイスがこんなにありがたいとは思わなかった。

 

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