この間、タクシーに乗ったときの運転手さんの会話です。

「駅で客待ちしていても、お客さんを探す眼は鍛えられない。気温や天候を考え、街の人の流れを見ながら、お客さんを探す。自分は車に乗ることが好きでこの仕事に就いたのだから、駅待ちなんかしたくない」と言っていました。

この話は心に響きました。走りだしても無駄なことがあるというのは当然で、むしろ無駄とも思える走りの中でたまたまお客が見つかるということですね。

そうやって試行錯誤する中で、どこにお客がいるかがだんだん見えてくるということなのでしょう。これがタクシーの運転手にとっての、考えながらの大量行動なんですね。

タクシーの運転手もさまざまいると思いますが、こういうところで差がつくのだろうなと思いました。「待っていたら、お客さんが来ない」のはまさに自分の環境と同じ。やはり走り続けないと、見つからないのですね。

でもやみくもに動くのではなく、少しは波及効果の高いところで試行錯誤できるかもと最近は思っています。

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