自分の仕事に対する想いとマーケットは、必ずマーケットが正しい。これを認めることはつらいことかもしれないけれど、間違いないです。

先日、出版に携わる知人が独立をすると言ってきました(出版社の内部環境が悪くなっているようで、自分にとって意外な人が辞めたいと言う人が多いです)。

そのとき感じたことは「想いはわかるけれど、マーケットはあるのか」ということです。もちろんマーケットはあるけれど、ありすぎて競争が激しすぎるという意味です。ひとり起業はニッチにしないと必ず資本・人材の豊富な会社に飲み込まれます。中小企業がひしめく出版業界でも会社のさまざまなリソースには勝てません。

もちろん確信は持てないけれど、上のような自分の率直な感想を伝えておきました。自分も最近学んだことですが(笑)。彼はちょっと凹んでいたようでした。

しかし、マーケットから考えればこのつらさを経験しなくてすみますね。強みのかけ算や波及効果の高いところに投資する作戦は完全にマーケット志向の考えです。

そして強みのかけ算や波及効果の高いところ探しのいいところは、実際のビジネスをする上で正しい、ということだけでなく、楽しいことです。マーケットにさらされて凹むことはないです。

自分の持っている能力を外部にさらして、バグも強みもいろいろ見えてくることが楽しいです。これもストレスマネジメント、モティベーションコントロールの一つなのかなと思います。

 

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