Business Insiderに”8 Incredibly Useful Japanese Words That Have No English Equivalent(英語に置き換えられない8つの便利な日本語)”という記事が掲載されていました。要旨を紹介します。

1. Doumo(どうも) – Hello, thanks, and hello and thanks

「どうもこんにちは」「どうもありがとうございます」のように、「こんにちは」「ありがとうございます」の前につける用法のほか、にこやかに「どうも」と言えば、親しげな挨拶となり、感謝の意を伝えることができる。

2. Ozappa(大ざっぱ) – Working in broad strokes

roughとかbroadとかと訳されることもあるが、実際は細かいことを気にしない人たちのことをさす。バーベキューをやるとき、お酒を買うことは思いつくが、氷を買おうとは思わないのは「大ざっぱ」である。

3. Bimyou(微妙) – Subtly…not right

「少々」とか「やや」の意味だが、ワインと食事の組み合わせがよくない、とか、むかしのほろ苦い思い出とか、身だしなみがふさわしくない場合などに使う。

4. Irusu(居留守) – The “the lights are on but nobody’s home” fake-out

家でリラックスしているときに、セールスマンがきてチャイムがなったら、いないふりをする。返事をしないと、留守だと思ってセールスマンは次の家に向かう。この状況をさす

5. Chu to hampa(中途半端) – Not quite one thing, but not quite the other, either

人と待ち合わせをするときに、相手が2時間遅れる場合は、苦痛ではない。ショッピングをしたりコーヒーを飲んだり、やることがあるからだ。でも20分遅れの場合は、そのままじっと待つには長過ぎるし、何かをするには短すぎる。「中途半端」だ。

6. Majime(真面目) – Earnestness for the 21st Century

「まじめ」はseriousと訳されることが多いが、実際は、信頼されていて、責任感のある人のことで、迷惑をかけず、物事をやり遂げる人のことをさす。日本ではもっとも望ましいとされている気質のひとつ。

7. Otsukaresama desu(お疲れさまです) – You’re probably tired, and I think that’s great

日本のビジネスでもっともよく使われるフレーズのひとつ。社内で使われることの多い挨拶。「一生懸命働いてくれてありがとう」という意味に近いが、目下に対してだけでなく、退社するときには、上司に対して使える。

8. Yoroshiku onegai shimasu(よろしくお願いします) – I hope things go well, even if I’m not exactly sure what those things are

「よろしく」はwell、favorablyぐらいの意味だが、「……をよろしくお願いします」の……にあたる部分が明確でないことも多く、英語圏の人は何をお願いされているのかがわからず困惑するケースも。ただそれが意味しているのは、両者にとってhappyな関係であることを望んでいる、ということぐらいである。

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日本人が上記の言葉を英語にしようとしても、ふさわしい単語がないということです。和英辞書で調べて当てはめればいいというということではありません。

言葉は文化の一部です。文化の違いと考えれば、置き換える言葉がないのも納得ですね。

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