英語学習をする上で、避けられないのは語彙の強化です。単語を覚えられないという人も多いはずですね。そもそも単語力がないとはどういうことを言うのでしょうか。

単語力がないとは?

当然のことですが、英単語を見て、日本語がわからないときに、単語力のなさを感じます。そのときに考えるべきことが2つあります。(1)まったく今まで見たことのない単語なのか、(2)覚えたはずなのに意味が出てこない単語なのかということです。英語に触れる時間が短ければ(1)を、ある程度学習した人は(2)を、単語力不足の要因としてあげること多いです。でも(1)も(2)も原因は同じと考えています。

記憶の過程は3つある

一般に、記憶には3つのプロセスがあると言われています。(i)記銘(ii)保持(iii)再生/想起です。上記の(1)が原因の場合は、そもそも(i)記銘ができていません。記銘してなければ、出てこないのは当然です。(2)が理由の場合は(iii)想起ができていないがと考えられます。一度インプットしたのに、思い出せないからです。なぜそういうことが起こるのでしょうか。

単語力アップには想起の回数を増やすこと

原因は単語⇄訳を読んでいるからです。(i)記銘をしようと、ただ単語の訳を読んでいても記憶は定着しません。何度読んでも同じです。記憶の定着は(iii)想起の回数がきわめて重要だからです。「想起の回数」が多ければ、(ii)保持の力も備わってきます。もしかしたら、訳を読んでいるだけでは、インプットしたことすら忘れてしまっているかもしれません。見たことがあるのに、見たことがないと認識していまっているかもしれません。これが(1)も(2)も原因は同じと考える理由です。

想起をするための学習教材の選択を

記銘の回数ではなく、想起の回数で記憶力は決定されます。ではどういう形で想起すればいいのでしょうか。チェックペン、自作の単語カード、音声教材、音読などなど方法はたくさんあるはずです。この選択を真剣に考えた方がいいです。自分にあった方法を考えてみましょう。

 

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