前回のエントリーに書いたように、論文のテーマは迷走しました。
これはやはり修了後のイメージが明確でなかったからだと思っています。
仕事に役立てるわけではないし、これを機にキャリアチェンジするわけでもないし…
こういう姿勢だと与えられた課題はやれるものの、研究の結果は残せないと
感じました。
インターネットコミュニティーの成立条件
結局テーマにしたのは、インターネットコミュニティーの成立条件を
分析したものとなりました。リアルの世界とウェブ上の世界では、
その条件は違うものと思っていたのですが、社会学の人たちを中心に、
その条件を同一視していたことに疑問をもっていたからです。
とっても大雑把に書いていますが。
ソーシャルキャピタルとは?
その中で、以前哲学を勉強してたときに修論テーマとした
public sphere(公共圏)と再会することになりました。
加えて、social capital(社会関係資本)という概念にも
出会いました(この言葉の意味するところがよいなと思い、
のちに自分の会社名としました)。と、書いていて、
もはやかなり古いトピックと感じます(笑)。
ゴールをイメージできないと迷走する
自分が本格的に書き始めたのは会社をやめてからでした。
会社をやめたことは予想外でしたが、
仕事しながら書き上げられたかというと
かなり疑問です。ただこれは時間的なことではなくて
姿勢がなっていなかったからだと感じます。
自分が追及すべきテーマがある程度明確になっていれば、
課題をしながらでも論文の準備は少しずつ進められたと思うのです。
ノリで始めることも大事だけれど、進めているうちに
ゴールをイメージすることが大事です。
最後に
そんなわけで(?)、この連載も終了です。
自分自身、この経験を消化できたような気がします
(こういうことを「心理的完了」とも呼ぶらしいですが)。
これでテキストや資料などを物置に入れられます。
あとはこの連載でdistance learningに興味を持ってくれた
Kさんの後押しをするだけです!
==【昨日の活動・所感】==================
・単なる情報共有のために会議をするのはナンセンス。みんなで決めようとするから時間がかかる。決めないと話がややこしくなるだけ。一人が決めて、もし異論があれば、ネット上で議論するので十分。議論の突破口としても然るべき人が決めるべき。ただ、こういう環境に自分が身を置いていること自体問題。そこは解消する(というか、解消した)。