筋トレとかストレッチとか刀禅を教えてもらっている先生(元極真空手のチャンピオン)に誘っていただいて、昨日、人生で初めての滝行に行ってきました。もっとも寒い時期での挑戦でしたが、行ってよかったです。

 気温ゼロ度で滝に打たれる…

場所は、南足柄市の夕日の滝。以前ランチームのみんなとトレーニングに行った峠の近くでした。気温は3度でしたが、滝場はゼロ度近くになっていたようで、ところどころ地面が凍っていました。その中を道着一枚で滝に打たれるのですから、どう考えても正気ではありませんw

 滝行の作法

滝行にはいろいろ作法があることがわかりました。滝に入る前は、塩を盛り、お酒をまいて、安全祈願します。

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その後、先生を先頭に滝に入ります。この時点で手足の感覚はありません。雨が降っていたので、よけい寒く感じました。ひとりずつ滝に入ります。滝行をしているとき、ほかの人はお祈りをします。

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滝に入り口を開けて…

ほかの人が滝に入っているのをみて、何度も「自分はここにいるのだろうか」「何をしているのだろうか」などの言葉が頭をよぎりますが、もう引き返せません。自分の番がきました。先生と一緒に、名前、生年月日を言い、滝に入ります。そのとき唱える文言があり、事前に覚えて行ったのですが、そのときにはすっかり忘れていました。先生のあとについて何とか大きな声を出し、滝に入り口を開ける動作をして入ります。

 一瞬にして平常心が失われ…

落下の中心部から離れていたのですが、滝に打たれ始めると、猛烈な寒さと水力で一瞬にしてテンパリ、即座に呼吸ができなくなりました。それでも先生は、「ガマン、ガマン、深呼吸して…丹田を意識して、ハイ、もう一回」などと近くで声をかけてくれます。コンタクトが浮きそうな水圧を感じたのですが、外から見ると実はそんなに強い流れではないところだったわかりました、なんともなさけない限りですが。1分ぐらいいたでしょうか、どう考えても限界がやってきました。先生からもOKが出て、滝に出口を作り、挨拶をして離れました。

 滝のなかでいかに平常心を保てるか

外から見たのと、実際体験するのでは、まったく違いました。熟練すると、滝と馴染む感覚があるようなのです。滝の中でも腹式呼吸ができ、力が抜け、自然と一体になれるのだと皆いいます。キビシい環境の中でも平常を保てるということなのでしょう。

 圧巻の滝行

最後は、先生の滝行の番です。滝の音しか聞こえないなか、先生の声が響き渡り、滝に打たれる姿は、本当に圧巻でした。こちらはがたがた震えながらも、その姿にくぎづけでした。これがその写真です。5分間ぐらい続いていたようです。

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 とにかく終了…

最後は皆で写真撮影。わけがわからないうちに終わりました。ほかの人に聞くと、「最初はみなそんなもんだよ」「1月を経験できたら、ずっと続けられるよ」などと言葉をかけてくれました。

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最後に

先生曰く、毎月、この滝行をすることで、気の弛みとか邪念とか、耳から入ってくるいやな言葉なんかが一気に吹き飛ぶのだそうです。すべて洗い流せると言っていました。自分としては何もできなかったけれど、本当にいい経験でした。次はなんとか滝になじめるよう、また行きたいと思っています。

==【昨日の活動・所感】==================
・キツい、寒い、苦しい…。でもスッキリ。

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