自分が欠けているとか足りないと思っていることが、他人からみると、「問題はそこではない」と言われるという最近経験をしています。問題点の認識が違っているのです。

問題は無意識のうちに表現される

自分の問題は無意識的に出ることも知りました。話していて、言葉のトーンが違うとか表情がかわるとか、声の質がかわるとか、そういうところに何かヒントが隠されているかもしれません。つまり、そういう「裏のメッセージをつかむ」ことが大事で、その裏のメッセージはたいてい本人が自覚していないことが多いのです。この間の勉強会では、「人格が変わるポイントを探せ」など言っていました。クライアント自身が認識していない問題を解決する力は、コンサルタントには、大事なスキルですね。ポイントは、クライアントは問題を外的要因に求めていても、実はそうではなく、内面にあるとことが多いというのです。あるスキルが足りないのも事実ですが、そう思わせているのは、別のところに要因があったりします。

痛くないところに原因はある

そんな話を聞いていると、整体とか指圧のことを思い出します。自分は、身体がかたいので、だいぶ前から指圧や整体やマッサージに定期的に通っています。行く場所もかなり変えてきましたが、今は3カ所ぐらいに落ち着いています。どこにも共通しているのは、患部ではないところから施術を始めるということです。ふくらはぎがイタいと言っても、首から始めたり、足の裏を触ったりします。ふくらはぎだけ、マッサージをいても意味がないわけです。ふくらはぎが痛いということは…から始まって、筋肉の着き方や張りを見ながら、その人の行動のクセを施術しながら見抜くわけです。見る人が見ればわかるのでしょうが、素人にはわかりません。逆にいたくないと思っていたところを押されるとメチャクチャ痛かったりします。

表面だけ見ても問題は解決しない

これも問題を認識していない例だと思います。原因と結果というか、表層と内奥というか、その関連を見抜かないと問題は解決しないのです。ビジネスも同じですね。ただその関連は結構自分では見えないことが多いな、と思っています。そう考えると、表層の問題を解決してくれそうな本を読んでもセミナーに行っても、あまり効果が出ないのは納得します。

まとめ

この関連を誰に見抜いてもらうか、はとっても大事なことです。自分では見えないことを自覚していても、その本質的な問題を解消してくれる人はだれなのかを考えることは必要だし、その人から発せられる耳の痛い話にもちゃんと耳を傾けるべきですね。もちろんそういう存在はひとりである必要はないのですが、かなり深くまでお互いが踏み込まないと理解してもらえないような気がします。

==【昨日の活動・所感】==================

・台風の影響も大きくなく予定通り消化できた。ジョギング→打ち合わせ→買い物の1日。

・最近言葉で伝えることの限界を感じることが多い。感覚的という身体知というか、体験しないとわからないことを、言葉でどこまで伝えられるかについてより深く考える。

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