自分が仕事をしている出版の世界は古い業界と言われます。それを否定する業界の人もあまりいません。自分も「古い業界だから…」とか「時代遅れの業界だから…」と言って、友達と酒を飲みながら、よく愚痴っていました(そんなことをしてもまったく進歩ないのですが)。

しかし、「古い」ことはとても大きなチャンスなのではないか、と最近考えられるようになりました。古い業界だから、とか、ITに弱い業界だからこそ、別の業界の当たり前をもってきたりすると、目立つことができます。(古い業界でも、業績のいい会社をよく見ると、従来のモデルとは異なったビジネスをしていることがわかったりします)

ただ、そのためには、自分が業界の常識を破ることが不可欠になります(ここでの常識というのは、その業界の中心的なビジネスモデルということです)。その常識にどっぷり漬かっていては、ただただ過当競争の中に埋もれるだけです。

やはり、常にできるだけその外の世界に触れて、鳥瞰図的な視点を持つことがチャンスを与えてくれるように感じています。

自分が勝負している土俵から、半歩外に出てみるというイメージでしょうか。そしてその立ち位置が、新たな土俵の中央だったりするかもしれません。やはり外の世界の認識することから、変化がスタートする(外の世界を知らないと変われない)のだと思います。

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