『ランニング登山』があちこちで噂になっていることがわかりうれしい。やってみないとわからないとわかっているけれど、このドキドキは慣れない。この件で忙しくしていたら、すっかり8月になっている。猛暑以外のナニモノでもない。以下、いろんなまとめ。

●事務所はいろいろ未完だけど、とりあえず入り込んだ。まだまだやることがたくさんあるし、1階はこれから。この工事でいろんなことを思う。工務店はもはや資材調達と人材派遣をしているような感じ。現場の人たちと会話するチャンスを増やしたら情報がたくさん入ってくる。いろいろわかることがある。この担当は主に妻だけど^^この暑さの中一生懸命やってもらっている現場の人には感謝の気持ちしかない。本づくりもその界隈でいろいろ動いている人がいるけれど、やっぱり現場の人の努力は忘れてはいけないと思う。

●『広告に恋した男』という本を復刊をしたら、まったく想定外な他社のプロジェクトにかかわることになりそう。自分が復刊好き(?)ということは知っていたと思うけれど、実際に本を出すことでようやく信じてもらえたみたいだ。結構こういう話が多い。他社からみると、「▲▲出版社で、●●な本、☓☓な本を編集してきました」より「『広告に恋した男』を自社から出しました」のほうがインパクトが強いということか。復刊は編集力いらないのだけど^^

●先日、図書館流通センターというところに行ってきた。簡単に言えば、図書館に新刊を卸している会社。『広告に恋した男』も『ランニング登山』も注文をもらっている。そのときの話がとっても勉強になった。なんか知らないことばかりだなあ(会社にいたときは、ここから何冊注文あるかなんかまったくしらなかった)。実は訪問させてほしいと電話したとき、なかなか担当者に取り次いでもらえなかったけれど、何回か連絡したらようやく扉が開いた感じ。実際お会いすると、データも見せてくれたり、初歩的な質問にも丁寧に説明してくれたり、とってもいい人だった。復刊の際には絶対に知っておかないといけないことを知った。

●あるスポーツの日本リーグにでている選手と会食をした。ちょっと前からのおつきあい。そのスポーツがメジャーになればなるほど、いい思いをするわずかな選手と、食い物にされる選手が多数いることを知る。いろんな実態を聞いた。スポーツをしてきた人だけではマネジメントはうまく行かないかもしれないけれど、そのスポーツに愛情がなく金儲けしたい人だけでも絶対うまくいかない。後者だけだと愛情がないから撤退が早い。そこに関わった選手は放ったらかし、みたいな状況があるのだなと。いろいろ考えさせられる。

●長くやっているchatwork読書会。だれもが知っている(けれど、ちゃんど読んだことのない)本を読むがコンセプト。今は、ナポレオンヒルの「成功哲学」。自己啓発のど真ん中みたいな本を読みづづける。この類の本の文章に触れて、自分の意見を書いて、他人の意見を知り、そこにコメントして、という流れがとってもいい。一応のスケジュールは決めておいているが、強制はしないし、休みもOK。やりたい人だけがやる主義。最近の変化はこの会が下支えしてくれているように思う。

●今後の予定。今年はあと1冊出す予定。今でとはちょっと違うカタチを模索中、準備中。だいたい整ってきたかな。それにしても本+αをずっと考えているのはおもしろい。切りなく考えている。単に本を作るより合っていると感じる。今後は新しい事務所で場所もできるので、プラスαを加速させる。

●とーとつだけど、「会社員の先にフリーランスの生き方がある」みたいな言い方はしょぼい。そういいたいのはフリーランスのほうなんだろうけれど。この間小規模出版社の集まりで、「サラリーマンって特殊能力必要だよね」と言っていた人がいて、「まさに!」と思ってしまった。その能力がないのに、安定収入だけを求めて会社にいるといろいろなことが壊れる、というのはかつての自分^^;

●そういえば、この間、大学で教えていたときにお世話になった先生とやり取りをし、近況を報告したら、「それが吉田さんの一番やりたかったことですよね」と返事があった。その先生には会社をやめたあと、とってもお世話になったけれど、大学に残ることを強く勧められたときに「そうします」とは言えなかった。ようやく今やっていることをちゃんと伝えられたということなのだろうか。

今年は夏は本当に暑いけれど、仕事もいろいろ熱くなりそう。夏休みはたぶんほとんどない。休まなくてもいいのだけど、父の新盆なので、長野へ帰る予定。

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