オリンピックが盛り上がっているけれど、今回あまり見ていない。ニュースでダイジェストを見る感じ。いろいろやることがある。ニュースを思うたびに思うのは、この選手たちは寝ても覚めてもこの競技のことを考えているのだろうな、と。世界で戦える領域を、若くして持てるのはやっぱりほんのわずかな人たち。選手たちにはワークライフバランスとかプレミアムフライデーとかないよね。

こっちもやりたい仕事ができてるものの、世界で戦えるものはまったくなく。それどころか、ますます自分の世界に閉じこもる感じがなんか、逆行している気がしないでもない。でもこれをやるしかないのだけど。とにかく今やっていること(だけでなく、みんなそうなんだけれど)ゼロから1にするまでがいろいろ重い。といいつつ、今日は今まで受けた営業ネタを。かなりどうでもいい感じなのだけど、なぜかこの忙しい時期に書きたくなったりする。

自分は電話も含めて、飛び込み営業の経験がないので、それができる人はすごいと思っている。なので、よっぽどの急いでいない限り、一応話は聞くことにしている。相手がどういう言葉を使ってくるかに興味があるし、どういう言葉を使われると、自分の感情が変化するかを知るのも面白いと思うからだ。

先日かかってきた会社(A社)は、弊社の営業代行をしてくれる会社、らしい。A社にある3000社以上のデータベースからうちの会社にあった会社を紹介してくれるらしい。どの会社にも使えそうなフレーズが多いなと思って、「うちの会社なにをやっているか知っていますか?」と聞いてみると「えーーーーと、、、」。それで電話かけちゃってきてるわけ???、と思うのだけど、それでも「御社のホームページを拝見して提案したいことがありまして」と一方的に話しまくる女性営業マン。「見たんだったら知っていること言えやボケ」という気持ちは抑えつつ、まあ、ちゃんと見ていたらいくら時間があっても足りないんだろうけれど。とにかくその人の上司に会ってほしいらしい。「そのトークでは難しいんですよね」と明るくお伝えしておいた。

その前にかけてきた会社(B社)は、金(きん)を売ってる会社。とってもテンションの高い営業マンの声。丁寧で、こちらのことも聞いている。A社のように、自分の言いたいことを何度も言う感じはない。でもやっぱり「うちの会社、何をやっているか知っていますか―?」と聞くと、「いやー、正直、そこまで調べていないんですよ、リストでかけちゃっているんで」と明るい返答。「ですよねー」と。「うちの規模を調べたら、「金」を買ってもらえる会社だとは絶対思わないですよ、2万とかでは買えないんですよね」。「そうですね、マルがふたつぐらい足りませんね(笑)」。「ほかの会社にかけたほうが成績あがると思いますよ、ありがとうございまーす」。でも終始明るい感じ。

営業マンがきたこともある。とっても若い人。人脈は金(かね)なり、という社長のもと、経営者同士のマッチングをしている会社(C社)らしい。その交流の会の会費は、1年で50〜60万ぐらい。1回に200人ぐらい集まる交流会があるらしい。まったく興味ないんですけど、というと、今度は「1回体験できます」と食い下がる。その会も5万ぐらいだったような。とっても明るい感じだけど、会社の作ったマニュアルどおりに言っている(言わされている)感じが満載。自分自身、無駄に人生を歩んできたとは思うけれど、自分の年齢の半分ぐらいの人の言うことはわかる。挙句の果てに「ここまで来たのですから、今申込書かいてもらわないと困ります」ってな感じ。知らんがなそんなもの。そそくさと帰る様子がわかりやすかった。

まだまだネタあるのだけどこのへんで。というわけで、飛び込み営業は得るものがないので即お断りモードに入る。そもそも自分のことを「社長」と呼ぶ時点で終了ですから。もっとやり方があると思いますわ。少なくとも利益追求する組織だったら。特にA社の人と会おうと思う人に会ってみたい。

Related Articles: