今の自分には、「とがれ」とか「個性を出せ」などの教えの言葉が響くのですが、ただ人と違うことをやっていても意味がありません。まずそのこと自体が、自分にとって楽しいことか、ということと、それがどんな価値を生んでいるかを考えなければならないのです。

顧客志向はどこまで本気か

どのビジネスもお客様なしには成立しないので、自らの価値の提供を考えない人はいないと思うのですが、その徹底さで差が出てくるはずです。「徹底した顧客重視であれば、おのずとビジネスは開ける」と知人が言っていました。徹底的に顧客を考えると、その人をまるごと背負うとか、その人の命の恩人になる、といった覚悟も必要になってくるはずです。もちろんビジネスの種類にもよりますが、とはいえ、そういったレベルのことまで覚悟してビジネスやれているかどうかを考えると、この領域まで行き着ける人はわずかなんだと思います。

すべてを背負う覚悟

先週、土曜日会った人は、あるトラブルから窮地に追い込まれた上司をなんとかしようと思い、その師匠の状況をすべて背負うことから、一緒にビジネスを始めたところ、結果としてかなりの売上が確保できたと言っていました。その人の話し振りから、気迫とか熱意が感じられ、直に対面するお客様にとっては、その覚悟が安心感をもたらすことは、容易に想像できました。顧客でなくても誰かを背負うと、世界観が変わると言っていました。

全力でぶつかる

たしかに、その関わり方はハンパではなかったです。多額の自費を投じて、メンターにコンサルをお願いして、その人と頻繁にやり取りしながら、会社の仕事もほぼ24時間対応だったと言います。本人曰く「2~3カ月で窮地は脱せました」とか。「今は、会社経営的にもだいぶ落ち着いてきました」とも言っていました。

まとめ

個性を出すとは、単に人と違うことをやることではなく、社会で通用する公の力にしないと意味がありません。突き抜けるには、技術的な土台が必要だし、そこに向かわせる信念も必要です。この間の話を聞いて、その覚悟と努力は、並では達成されないことを思い知らされたと同時に、ひとつのとにこだわり、おもしろいと感じ、顧客視点でこだわっていくと、仕事は面白い!と思いました。

==【昨日の活動・所感】==================

・仲間5人が、北海道・洞爺湖で行われたアイアンマンレースに出場。夜、ゴール地点におかれた映像に食いつく。全員が完走して、感動をもらう。のちの本人たちのFacebookを見ると、やっぱり並では完走はできない。完走者として選ばれるには、異常ともいえる覚悟が必要だと感じた。

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