宮崎駿監督のドキュメンタリーを先日見ました。昨年の秋?に録画していたものをようやく見ることができました。
そこで印象的なことは、彼は作業中、常に「面倒くさい」と言っていたことでした。あんな大作を何本も作る人なので、仕事は楽しくて楽しくて仕方がないと思っていたのですが、あにはからんや、面倒くさいことの積み重ねだというのです。
ちょっと安心した反面、「いやいや、あんなに豊かな才能を持っている人が面倒くさいことをやっているわけで、自分のような凡人が面倒なことをやらなければ……結果は言うまでもありません。
おそらく、自分のなかに理想があってそれを実現するためには、面倒なことが多い。でも、理想に近づけるためにはやらなければならない。だからその言葉を連発することになるのです。
要するに、面倒くさいことをやり通すことも実力のうちなわけです。手間を惜しんではいけないと思い知らされました。