中小企業を取り巻く環境はだんだん厳しなってきているという話を先日聞きました。円安は進み、エネルギーコストは上がったことで、収益を圧迫しているというのです。大手や大企業からの受注の割合が多い場合は、より顕著になってきているということでした。そこで大事なのは、自分で価格を決められる商品やサービスを作ることと、その方は力説していました。

主体性企業の条件

最近、読んだ本にも同様のことが書いてありました。
主体性企業、自立性企業の条件は、「価格が決められる」「品質が決められる」「納期が決められる」「デザインが決められる」こと。営業をすると、この主体性、自立性を手放さなくてはいけない可能性が高まります。なるべく営業することなく、依頼される、つがなっていくことが望ましいですね。(『根っこづくりの経営』より)

とりあえずに安定を大事にすると…

本当にこれが理想だと思いますが、上記の意味で、独立することはかなり難しいと思いました。独立当初は、自分のメニューで仕事をすることが難しいからです。業務委託的に動いたほうがとりあえずの収入は入ってきます。

社外に上司?

ただ、このタイプの仕事だけしていると、主体性が保てなくなります。その割合が多いと、クライアントの言いなりになっていまい、「場合によっては社外に上司がいる感覚」になってしまうこともあります。独立したのに…と悩む例も多いとのこと。主体性を持つには、何が何でも独立の商品を開発することだと、冒頭の人も言っていました。

1本のヒットで食べていける

新しい商品やサービスは常に考え続ける必要があります。1つ見つければ、その商品・サービスの寿命は5〜10年あるはず、とも言っていました(それぐらいの規模の商品開発をしなければいけないということでもありますが)。3割バッターなんて、とんでもない、1回、ヒットを出せばいいのだと。あとはマイナーチェンジを繰り返すことがポイントだそうです。

 最後に

ほるほど、と思いました。社長さんの仕事は営業することだ、という人も少なくないと思いますが、本当は新しいモノを開発することなのですね(その前提として営業不要もモデルを作る必要がありそうですが)。最近出会う人たちを見ても、そう実感します。新しいこと始めたと思ったら、すぐにやめ、また新たなことを始める…この回転が異様に早いです。自分も最初は、業務委託で仕事をしていましたが、2年で思い切って辞めました。まだまだ主体性があるとはいえないですが、自由度は確実に増しています。そこから新たなことが展開できればと思います。
==【昨日の活動・所感】==================
・コンサルとウェブミーティング。ようやくもろもろスタートできるか?
・「会社に合わない、だからフリーランスになった」と言っている人と最近よく会う。会社員でバリバリ働いている人も多い。どちらにせよ、自分でその生き方を自分で選んでいるかどうか。

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