『運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割』(ディスカバー・トゥエンティーワン刊)は、電子書籍で出ていたものを大幅に加筆、修正して紙の本になったといいます。編集者がその電子書籍に新しい視点を感じて著者に打診したという話が業界紙・新文化(4月16日号)に掲載されています。
電子から紙への出版は不可能ではないが…
企画になるネタはどこにでもあるもので、こういう流れがあってもいいと思います。こういうケースは今後増えてくるとも思います。ただ、紙の本を狙って、電子書籍を出すという作戦はあまりにもリスクが高すぎます。まず星の数ほどある電子書籍から、編集者の目にとまることが奇跡です。この著者からすれば、偶然が偶然を呼んで実現したような感覚なのではないでしょうか。
自分のために書く
ただ、読者とか出版の常識とかを意識するよりも、純粋に自分のため、と割り切って書けるかもしれません(もちろん読み手を意識して書いたほうがいいですが)。自分としては1冊めで電子書籍を出すのは「アリ」だと思っています(プロデュース案件では電子書籍は視野に入れていませんが)。1冊書くためにどのように準備すればよいか、どれぐらい時間がかかるか、どうやって書くか、など感覚がつかめると思います。
最後に
企画のネタも電子書籍やウェブの連載、ブログからなど、本当に多彩になってきたなと思います。そういう意味では、素人もプロもなくなってきましたが、企画になるものは誰にもない視点がある場合しかないだと思います。そのプロフェッショナルさをどこまで見せられるか、どうやって伝えられるかがポイントかなと思います。
==【昨日の活動・所感】==================
・午後、コンサルと出版打ち合わせ。コンテンツホルダーが出版に対する関わり方が明確だと、戦略も練りやすくなる。ただ多彩なコンテンツをまとめるのがかなり大変そう…。