先日のエントリでビジネスパーソン×健康のテーマの本が書店で4冊並んでいて、タイトルはすべて「なぜ~なのか?」となっている、と書いたのですが、別の書店で『仕事ができる人は、なぜ、10歳若く見えるのか?』(総合法令出版)という本もありました。タイトルも「なぜ~なのか?」の形です。表4には「30万人以上に向き合ってわかった「若く見える人」の習慣」と書いてあります。

著者の仕事に対する信念と生活習慣がまとめられた本

「まえがき」を読むと、著者がストレスで入社1年目からうつ病になったこと、ヨガとの出会いで、人生をV字回復させることなどが書いてあります。そのヨガ道場では、25日間の断食も経験されたようです。その後、自身の潜在能力に気づき、社内で評価され始め、海外赴任やMVPなども獲得したことにも言及されていて、今は、独立されて講演をしつつ、農業にも従事されているようです。この本は、そんな著者の信念と習慣がまとめられています。

本書の想定読者は?

この本の想定読者は、40歳ぐらいの男性が対象でしょうか。「コンビニではよく100円コーヒーを買っている」「ランチは5~10分で済ませることが多い」「最近お腹が出てきた(ように思う)」など当てはまる人も多いのではないでしょうか。女性目線ではまったく違う内容になりそうですね。女性向けのビジネス書はあまり売れていないと考えられているようですが。

危機的状況を乗り越えた経験が価値になる

この本にあるように、危機的状況を乗り越えた経験が、本のネタになることは多いです。できる人はふつうにやっていることかもしれず、その価値に気づきにくいのですが、できない人ができるようになる過程を経験することで、価値あることと感じられるからだと思います。自分の日常を考えても、出来る人にとってはあたり前のことに今更きづいたことで、自分の価値と感じられることが多いです。著者は、かつての自分とおなじような人は今でもいると思って書いているのでしょう。

最後に

この本は著者プロフィールがとても長く、かなりユニークな人であることを感じさせます。この本を手にとる人は、そこに興味を持つ人が多いのではないかと思いました。その意味で、著者の人生をもっと語る部分が多くてもよかったかなと思います。自分だったら、「まえがき」をもっと厚くするかもと思いました。

==【昨日の活動・所感】==================
・午前中コンサル、夕方打ち合わせ。いずれもSkypeで計5時間ぐらい。どちらも前進が感じられて嬉しい。人の心を見て、自分の心を見て、仕事する。

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