あるコンサルタントの人から聞いたのですが、その人は、競合するコンサルタントとか会社の分析とか差別化とかはしないといいます。その理由を聞いてみると…。

コンサルの競合は何?

「私たちの競合は『自己解決』なんですよね。自己解決の際に使われるのは、お手軽な本なのです」と。キャッチーなタイトルの本を何冊も買い込み、読んで、わかった気持ちになる、らしいのです。そういう人たちに新しい視点や新しい可能性を提示するのが、その人の仕事だというのです。

自己解決の習慣がある人に価値を感じてもらう

かつての自分を考えても、確かに自己解決の習慣がついている人に価値を感じてもらうことは難しいのかもしれません。もちろん、そんな人は対象にしないコンサルビジネスもあります。必要性を感じるからこそ、前向きで、学びも早く、結果も早く出せるかもしれません。ただその人は、はっきりした動機があって自己解決してそうな人に価値を感じてもらうことを使命としているようでした。

自己解決の危険性とは

自分自身、1年ぐらい前までまったくセミナーに行ったり、コンサルを受けることはしていませんでした。自己解決していた、という意識はなかったのですが、「それなり」にやれていたことが目を向けなかった要因かもしれません。ただその「それなり」が厄介です。自分の狭い視野の中での「それなり」は、あるレベルにいる人からすると、「相当低い」「もっと高みを目指せる」レベルだからです。それは何も金銭的なことだけではありません。生活の質とか投資の感覚とか、より快適な仕事の環境づくりとか、外部の人から得られることは多くあります。

外部の目を通して分析してもらう

実際、経営者の多くが、コンサルを受けています。自分のことは自分では意外にわからないもの。外部の目を通して、分析してもらう必要があるのです。それはビジネスモデルだけではなく、メンタルトレーニングやストレスマネジメントのようなことも含まれます。いずれも不調を感じると、経営に支障をきたすからです。自分のようなひとりビジネスは特に、不調要因はすべて消す気持ちが重要だと思っています。

まとめ

コンサルは形が残らず、「もしかしたら、自分でやれるのでは?」と思いもあるはずです。ただ自分はこの1年で大きく考えやビジネスが変わりました。投資した金額は少なくないけれど、たかだこそ、回収しないと思いも強くなります。ただ質の面でも目指すところが明確になったのは大きな収穫だと思っています。もちろん、だれにコンサルしてもらうかは、とっても大きな問題です。自分に合った人を見つけられるのも投資の一貫と思った方がいいと思っています。

 

==【昨日の活動・所感】==================

・午後3時間ぐらい仕事して、あとは読書。久しぶりにゆっくり読めた。

・前日の夜からなぜか左足のかかとが痛みだし、ランニングできず…。結構イタいので心配。来週末レースなのに。

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