9月も終わり。今月の一番大きなイベントは、佐谷恭さんという人とクラウドファンディングをやっていること。世界で初のパクチー料理専門店を作り、ありえないと言われ続けたお店を、超人気店にしたが、今年の3月に突如として閉店。今は世界中で無店舗展開をしている。

クラウドファンディングは、『つながりの仕事術』という書籍を出している佐谷さんの本を復刊させて、それに賛同する人たちで、コミュニティを作るという試み。世界中を旅し、自分の価値観を常に多様化の中にさらしてきた人。佐谷さんの新しいことにチャレンジする姿を自分は目の当たりにしてきた。今回のこの提案にも快諾してくれた。

新しいことをやることはだれでも恐い、不安がある。その恐怖は、自分が描いたとおりに物事が進まないことに原因がある。だったら、自分が描くイメージを変えればよい。成功しなくてもよい、というわけでなく、どんな結果でも得るものがある、と思えばいいということを学んだ。だから失敗はない。そんなことをひしひしと感じる。

彼は、クラウドファンディングが思うほど伸びないわかると、チラシを作って、雨の中走りながらポスティングをしながらうちの事務所にきた。友人のコメントで「クラファンポスティング」などという新たな言葉もでた。「それって初じゃないのか?」。それに共感した人が、「自分も200枚配りましたー」などという余波もおき、自分もそれにつられて150枚ぐらい近所を配った(ちょっと飲んでからやるぐらいがちょうどいい)。

ポスティングは厳しい数字がまっているのが通例。やっても意味ないよ、という人も多い。でも種をまかなければ何もならない(し、ランのついでにやればそんな大変なことではない)。種をまかないのに結果だけほしがってもダメだ。ポスティングという行為から何かが絶対に得られると思うことだ。具体的な支援でなくてもまったくかまわない。ポスティングがキッカケでだれかばったり出会いったり、数ヶ月に何かの反応があるかもしれない。存在を知らせる手段であることはまちがいない。だから弱音を絶対にはかない。それどころか、コミュニティーをすでに動かし始めたことで十分意味があると佐谷さんは思っている。だからなんでもやれる。と考えると、クラウドファンディング成否はたいした問題ではないのかもしれない。

と書きつつやっぱり達成したいという気持ちも強い。というか絶対達成したい。クラウドファンディングの活動なんかどうやればいいかわからなかったけれど、いろんな文章を書いたり、プレスリリースを100ヶ所ぐらいに送ったり、トークライブなどもやったりして、協力してくれる人たちを募ってきた。すでに107人の人に支援していただいている。すでにかきあげてもらっている原稿を「起業の教科書」にして、新たな一歩が踏み出せない人の背中をおす場にしたい。そして、出版の新しいカタチにしたい。書籍だけ読んでもまったく変わらない。書籍×実践の場を作りたいと長年思ってきた。

どんなことでも小さな工夫の連続。それをやり通した人が絶対自分が求める世界を手にできる。そんなふうにも感じる。とにかく得るものたくさん。あと数日、全力を尽くす。

※写真は、オンライントークライブの日に直接来てくれた人たち。初対面の人たちばかり。

https://camp-fire.jp/projects/view/91822

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