昨晩、国際医療・海外医療を支援しているジャパンハートというNPOに関わっている人の講演会に行ってきました。この団体は、ミャンマーやカンボジア、ラオスなどの国で「医療のないところに医療を届ける」活動をしています。その実態を生々しく語っていただきました。語っていただいたのは、事務局でサポートしている女性と、現地で看護師として働いていた女性のふたり。感想は、「この話、ホントに聞けてよかった」です。講演会の直後は動けなくなりました。外見はホントに普通の女性。この人達のどこにそんなパワーがあるのか、と思いました。

「医療のないところに医療を届ける」活動

言葉だけ受け取ると、よるあるキャッチフレーズかもしれませんが、実態を語っていただくことで、この言葉の重さを感じました。現地で体験した人のレポート、その人がそこで何を考えたか、実際にどういう症状の人をどう救ったのか、その組織を裏方で支えている人の苦労、代表者の想いなどなど、直接話を聞けたから、ここまで圧倒されたのだと思います。経済的な理由から、あるいは技術的な理由から、医療を受けられない人たちの生活を知ることは、大きな糧となりました。

すべては自分のために

さらに日本の安定した、快適な生活を投げ打って、こういう世界に飛び込んだ人たちの勇気にはホントに頭が下がります。現地の生活環境は劣悪だし、言葉も通じないし、2年間無給無償だし、これだけ考えると、この道を選択する理由は見つかりません。実際、転職を決断するまでには相当の葛藤があったようです。ただ彼女たちに言わせると、すべては「自分のため」なのだそうです。

自分にできることをやり続ける

ただ、彼ら、彼女たちの活動には賛同するものの、自分が「それをやれ」と言われても、現実的ではないなと思いました。そこまで勇気ないです。でも自分でもやれることがあると思いました。そしてそれをやり続けることが最大の応援なんだと思いました。相手が望むことを、自分が自分のためにできるのが理想です。自分自身がそういうマインドでいられることが自分のためなんだと思いました。

最後に

この講演会を企画してくれたのは友人ふたり。すべて「のり」で決めたのだそうです。本当に感謝です。「のり」で新たな一歩が踏み出し、そこに気を入れて取り組むと、世界がどんどん広がっていくのですね。これからのジャパンハートの活動にも自分の関心がひろがりそうです。

おまけ

以前、読んだジャパンハート代表の吉岡先生の本。ホントにおススメです。

 

==【昨日の活動・所感】==================
・仕事で不快な件が連発したあとに向かったので、この講演会で心が洗われた気分。でも不快な件も自分が引き起こしているとも。

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