給与所得者は、毎月安定した収入があるので、生活は困らないですし、気になるセミナーや勉強会があっても今でなくてもいいか、と考えがちです。自分もそうでした。というか、自分のサラリーマン時代はもっとひどく、世の中にこんなに多くのセミナーが各所で開催されていることすら知りませんでした。

小さな投資の感覚をまず身につける

会社を辞めてみると、世界が変わりました。足りないものが次々を見えてきたのです。編集のスキルだけでは生きて行けないことを実感しました。と同時に、同じような環境にいる人が、勉強会やセミナーに行きまくっていることも知りました。当時の感覚からすればとんでもなく高額な金額のセミナーも数多くあり、そこで得られるものやそこに行く人のイメージができなかったののですが、そういうところに、少しずつ顔を出すようになると、やっぱり気づかなかったことの多さや知らなかったことの多さに気づかされます。さらに参加している人の意識の高さに刺激をもらうことも多々あり、めちゃくちゃ焦りを感じました(と、同時にセミナージプシーと言われる人たちの存在も知りました)。

投資をしたからこそわかること

今は、長期的な投資をする起業家とそうでない起業家の差を感じて、自分の行動を振り返ることも多いです。実りのある投資をしようと思えば思うほど、投資後は必死に回収しようとします。やる気がでてくるとか、やる気がないとか、という次元ではありません。回収しないと生活に大きく影響すると思えば、やらざるを得ません。安定収入がないなかでの投資は、恐怖です。しかし、だからこそ、投資をした者のみが得られることがあるはずです(ただ、投資になるか、浪費に終わるかの見極めが超ムズカシイのですが)。

給与所得者が乗り越えるべきこと

私の知人は、ひとりで起業して、順調にスタートしていますが、最近、都心の一等地にオフィスを構えました。単なる仕事のスペースの確保ではなく、「パワースポットとしての自分のオフィス」と位置づけています。売上も安定しない中での決断は相当なものだと思いますが、その緊張感を乗り越えると別のステージが見えてくるような気がします。大企業を定年退職されたあとの起業なので、本人も「給与所得者の経験が長かったので、投資の勇気がなかなか持てなかった」と話していました。もちろん誰でも彼でもオフィスを構えたほうがよいというわけではなく、投資することの勇気が大事と思っています。

まとめ

今考えると、安定した収入があるからこそ、できる投資もあります。私が会社以外にした投資は、(ほとんど唯一といっていい と思うのですが)イギリスの大学院の通信教育で勉強したことかなと思います。当時はあまり投資という感覚はなかったのですが、結果的に大きな財産になりました。独立・起業するときには、意識的に投資の感覚をつかみ、その金額を大きくしつつ、独立後は、快適に仕事をできる環境を求めて、あるいはさらなるスキルアップを目指して、さらに大きな投資をする勇気をもつことが、大事かなと思います。

==【昨日の活動・所感】==================

・26日のトレランのダメージが残るなか、仕事で緊張感を維持するのが大変。起床時間もブログをアップする時間もバラバラに。これも含めて「走ること」なんだなと思う。でも仕事は意外な展開に。楽しくなってきた。

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