昨日は、「理想は選ぶもの」という話をしましたが、今日はその続きです。理想を選ぶということは、その人のマネをすることとも言えます。人の話を聞いて自分でやってみる、本を読んでみて、やってみることはすべてマネすることです。

マネすることは極めて能動的

マネをするというと積極的な意味を感じないかもしれませんがしかし、マネするためには、相手や書籍などの対象から、自分に必要なものをつかみ取り、自分のモノとして、考え、行動する必要があります。ぼーっとして人の話を聞いていたり、いい加減に本を読み流していては、マネをすることはできません。マネをするために必要なことを、つかみ取ることも、行動することもきわめて能動的な姿勢なのです。

マネをすると時間が短縮できる

さらにマネをすることの効用は、時間が圧倒的に短縮されることです。先人が経験した試行錯誤や葛藤を経て出した結果をマネすれば、早く自分のその領域に到達することができるはずなのです。もちろんその過程で、自分の中での試行錯誤はあるにせよ、ゼロから考えるよりよっぽど短期間で習得できます。

マネをすると向かうべき方向性を失わない

そして一番大きい効用は、方向性を間違わないということです。自分が理想とする人の価値観や考え方、行動の仕方をマネすれば、自分が向かうべき方向として、大きく間違うことはありません。それも結果的に時間の短縮にはなるのですが、行動の確度も間違いなく上がります。

書籍企画もマネをすることから

オリジナリティが大事とか、差別化が大事とか言われますが、基礎固めや土台づくりは、まずマネから始まると思っています。書籍の企画でも同じことが言えます。書籍のコンテンツづくりの基本は、類書を読むことだと思います(著者自身がすでにブランドになっていれば別ですが)。どんな内容が語られていて、語られていないかを把握し、何か読者に新たな価値を提供できるかを考え、その上で自分しか語れない事例や経験をできるだけ入れ込むことでしょう。

まとめ

新しいことを始めると思うとなんだかハードルが高いことのように思えますが、マネをすればいいと思えば気持ち的にだいぶ楽な気がします。ただ、マネをし続けることのキツさも感じることもあります。要はまねることも継続が大事なのです。そう考えると、マネをしないで、手数が少なかったら、なかなか成功しないことがわかりますね。

==【昨日の活動・所感】==================

・いろいろな人に会い、自分の働き方を考えさせられる1週間。こういう機会を増やしたい。

・完全燃焼しない仕事の理由を考える。

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