先日会った会社の社長さんに、「若い人は起業すべきでしょうか」と思いっきり大きな質問をしてみました。その回答は「絶対したほうがいいでしょうね」でした。

起業に必要なのは、小さな失敗の経験と情熱だけ

その理由を聞いてみると、逆に「大企業で何千万もらっている雇われ社長が何を経験しているというのですか、あなただったらわかるでしょ」と質問されてしまいました。では「起業に経験は必要ですか」というと、「経験がなければ起業できないというのは言い訳でしかない。成功しているのは、その本人も含め、それまでにだれも経験していないことを成し遂げたから。だから経験などいらない。必要なのは、失敗の経験と情熱だけ。そして起業するかどうかの判断は30歳までにすべき」とのことでした。

30歳前に決断すべき

先日も別の人から同じようなことを聞いたのですが、この人も同じことを言っていました。それにしても、30歳前に決断って…自分は会社に行きながら、会社の不満ばかりを口にしていたころです。会社には投資をしてもらっていたのにも関わらず、そんなことに一切気を回さずに、上司にたてついていたころです。あまりのレベルの違いに、自分の過去を否定したくなります。

30歳過ぎると体力は落ちる

さらに、そのあとの会話の中では、「年齢を重ねれば重ねるほど、失うものが大きくなる。名誉、肩書き、給料、家族…。だんだん動けなくなりますよ。それに30歳過ぎれば、体力も落ちるし、脳内メモリは減り、脳のCPUは確実に劣化する。それまでにスペシャリストかマネージャーになりたいのかを決めるべきですよ」と。

まとめ

言葉のスケールが大きく、圧倒されまくった時間でしたが、必要なのは腕前と実力、という当たり前のことを実感させられた時間でもありました。失敗の経験こそが、実力を磨くのかもしれません。

==【昨日の活動・所感】==================

・出版社の編集者3人と著者と自分の6人で会食。ある本の改善策について、意見交換。著者の考えも編集者の考え方も本当にさまざま。もっと柔軟に考えないと。勉強になる。

 

Related Articles: