編集の仕事は人と多く会う仕事だと思います。著者となる人は通常出版の人ではないので、仕事として、他分野の人と会う機会に恵まれていると言えます。

仕事としてさまざまな分野のプロや専門家として活躍されている人とお会いできることは、なによりも無形の財産になるはずです。

ただ最近は、その本当のありがたさは、まったく分かっていなかったと思っています。私の問題として、目の前の仕事のことしか話をしなかった感覚が強いのです。

実際は、目の前にいる相手から、常に出版のネタになりそうなキーワードやアイディアが、発信されていることを少し感じ取れるようになりました。それを形にできるかどうかは、あくまでも聞く力、アイディアを吸収する力、アイディアを醸成する力の問題だと思います。

企画のネタは、しっかり目を開き、耳を開いていれば、見つけられるものだと思います。ビジネスのアイディアもそうなんだと思います。アイディアのなさは、自らの不勉強と思って、探し続けたいと思います。

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