残業時間はトップクラス、仕事の成果は最低クラス、そしてワークライフバランスにはまったく満足していない―さまざまなデータをみると、こんな日本人の働く姿があきらかになります。なぜこんなことになってしまったのでしょうか。

さまざまな原因が考えられると思いますが、株式会社ライフ・ワークバランスの小室淑恵氏は先日の講演で、「社員ひとりひとりが個人の業務に対する集中度・効率アップに本気になっていないし、そもそも自分には何の問題はないという意識が強い」と指摘していました。

(かつての自分も含め)残業が発生するのは「仕事が多いから」とか「上司や顧客に突然呼び出されたから」などと他者に原因があると思いがちですね。でもコンサルをすると、個人や部の仕事の進め方に問題がある、というのです。

私たちは自分たちの常識や無意識の行動にはあまり注意を払わないものです。でも無駄なメールや電話をしていないかどうか、相手に自分の意思・意図をちゃんと伝えているかどうか、チームで情報の共有ができているかどうか、ルーティンワークのチェックリストがあるかどうか、などを常に見直す必要がありそうです。

 

でももっとも大事なことは(ワークライフバランスの考えにはあまり強調されていませんが)

節約できた時間を「未来への投資」に割くことなのだと思います。

 

(1)業務の徹底的な効率化・アウトソーシング化→(2)未来への投資を

肝に銘じたいと思います。

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