セミナーとかコンサルを受けるときに、判断材料をしていることがあります。そのポイントは、その人自身が学んでいるかどうかということです。

アウトプットし続けていると…

当たり前のことですが、アウトプットし続けていると自分が持っている内容がだんだん減ってきて、最終的には枯渇します。でもそう思うのはつらいし、インプットも大変なので、自分の知識が生きる場を探す傾向にあります。対象を変えるとか、場所を変えるとか、つまり相手を変えることで、自分の固定の知識を売ろうとし続けているということです。

先生だからこそ学ぶべき

でもその戦略(?)はやがて行き詰まります。当たり前のことですが、教える側とか知を提供する側でもインップットが必要だし、むしろそういう立場だからこそ新しい知識を入れ続けることがあるわけです。ただ、「先生」とか呼ばれ続けると、自分の立場は安定して上位にいるかのような錯覚を覚えます。先生だからこそ、絶えず学ぶ必要があるはずなのですが。

ネイティブ教師の経験で大事なこと

たとえばですが、日本に何年も住んでいながら日本語が話せない外国出身の英語教師がいます。自分の経験ではそういう教師はかなり多いという印象なのです。英語を教えるのだから日本語をしらなくてもよい、という意識なのでしょうが、自分はそれに対しては反対です。自分が英語を習うとしたら、(日本語でなくてもよいので)外国語を学んだ経験を持ったネイティブに教わりたいと思っています。アメリカにちょっと住んでいた時に教わった女性教師は、フランス語がめちゃくちゃうまかったのですが、彼女が言っていたことでもあります。

自身が学んでいるかどうか

外国語を習得するためには、相当の努力と時間が必要です。挫折も経験するはず。あまりにも勉強し過ぎでその言語を見たくなくなる時期もあるかもしれません。そういう経験をもった人が教える授業と母国語しか知らない人の授業は、教える内容に差がつくのは当然です。例えばですが、日本人と結婚して、20年以上も日本に住んでいるのに、漢字は読めず、片言の日本語しか話せないのは、そもそも語学教育とか語学習得に興味がないことを示しています。

まとめ

つまり、教える人と教わる人は固定されているわけではなく、ある分野で教わっている人も教えることはあるし、教える立場の人も学ぶことは当然あるわけです。常にインプットしながら、アウトプットの質を高めるということにつきると思います。セミナーを提供するときもコンサルを提供するときもどれだけ新しいことを学んでいるかを常に意識し、伝えて行かないといけないと思っています。

==【昨日の活動・所感】==================

・人はいつ、どこで判断されているか、わからない。だからこそやるときは全力でやることが必要。その結果が数年後に跳ね返ってくることもある。

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