「意志決定理論と実践」なる授業を担当しています。自分にその資格があるかどうか、議論の余地があるところですが、それはさておき…。

今テキストにしている本によると、意志決定と生存率の間には大きな関係があるようです。簡単に言うと、自ら意志決定すると、満足度が高い、ストレスも少ない、もっと言うと生存率も高いというのです。

たとえば、動物園の動物は、野生の動物より、はるかに食料、衛生状態の面で恵まれているにもかかわらず、寿命は圧倒的に短いらしいのです。たとえば、野生のアフリカ象の平均寿命は56歳、動物園のそれは17歳とか。

その理由は、動物園にいると、野生のときのような決定・選択ができないことによるストレスからと説明されています。選択できないことは、動物の生存本能とはまったく相入れないものなのですね。

と考えると、やはり自分で決めることの大切さ、自分で選択できるような環境づくりがいかに大事かということになります。細かいことでも小さなことでも自覚的に決定(あるときは即決)していく生活にしないといけませんね。

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