よく言われる話ではありますが、仕事をするにあたって、やるべきこととなぜそれをやるべきかとその理由を問う必要があると思っています。何をやるべきかわからない段階では、やるべきことを教わることから始まります。次の段階では、やはりなぜそれをやるのか、と自分なりに問い続ける必要があります。

ノウハウの背景に何があるのか

当たり前のことかもしれませんが、本の世界だと、やるべきことを説いた本が売れたりします。「◯◯を導入すると売上☓☓倍」とか「起業するには◯◯から始めなさい」とか「やるべきこと」が提示されます。その理由を問うことに踏み込むと、書き手の想いを知ることになります。ここが表現されていると、やるべきことの正当性や信ぴょう性が出てきます。そうでないと、たんなるto do リストになっていまします。もちろんこれはこれで有効な場合もあるのですが、多くの場合読者にとっては、消化不良のような読後感になるかもしれません。

スキルとマインド

そう考えると、「やるべきこと」の背景には「その想い」がセットになるはずです。スキルとマインドと言い換えてもいいかもしれません。この両者がないと心は動かされません。どの表現をどこに、どうやって入れ込むかがポイントです。主張→理由→具体例→主張は基本パターンですが、単純にこのフォーマットに沿っただけでは無味乾燥な文章になります。臨機応変にこれらの要素をうまく入れ込むことが必要なのです。

最後に

なかには全面的にノウハウの本もあります。ノウハウ一辺倒でいくと、いずれマネをされます。想いやら、理由などを付け加えることによって、その人らしい本になるし、いずれそのノウハウよりも、想いや生き方が、注目されるかもしれません。ただ、あくまでも最初の企画は、ノウハウや専門知識が勝負です。そこから2冊め、3冊目をどう展開していくか。そのあたりのヒントは、ノウハウと想いのバランスにあると思っています。

 

==【昨日の活動・所感】==================
・事務所までバイク。電車と同じぐらいの時間。午後は外でミーティング。たくさんネタを出してもらったけれど、再構成が難しそう…。でもこれは絶対に世に出したい。取材のたびに刺激をもらう。
・夜は8時半から、いきつけのバーで開催されていたライブに。トランペットとギターの組み合わせ。超満員のおかげで、ギタリストから30センチぐらいの、本来は席ではないところに案内されてラッキー^^大盛況のライブ。

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