企画中の本について「この本、どういう本ですか?」と聞かれたとき、本のメッセージは端的に語れないといけません。長い説明はだれもきいてくれません。端的に力強いメッセージで語れるか、本を作るときには考えないといけないことです。

「この本、どういう本ですか?」に対してどう答えるか

ただ、思いやプロセスがあるので、つい説明したくなります。ただ、相手はそういううんちく話はあまり興味がないはず。自分にとって、読むべき本がどうかを聞きたいだけです。興味を持ってくれている人にいかに端的にベネフィットを伝えるかがキーです。セミナーの告知によくある「こんな人にオススメです」をカバーに書いてもいいぐらいです。「新入社員必読」などの文言を見かけることはありますが、もっともっとそういう視点があってもいいかなと思います。そんな視点でみてみると、Amazonの商品紹介の文言は、作り手の視点で書かれていることが多いことがわかります。自分もかつてはそこまで意識して商品紹介の文言を考えていなかったような…。

エピソードは先に語らない

企画のときももちろん同じことが言えます。企画が通らないときは、内容以前に、だらだら説明するから聞いてくれない可能性が高いし、もしかしたら、企画会議で話し始めの数分で決着がついてるのではないかと思うときもあります。読者のベネフィット、読者層とその理由、企画趣旨が端的に言えるまで、絞りこむことが大事です。

最後に

相手はどんなベネフィットを望んでいるか?意外と分からないことも多いと実感する日々ですが、世の中の動きを見て、常にだれのどんなニーズやベネフィットがあるかを想像することは大事だと思っています。

==【昨日の活動・所感】==================
・ブックライター塾の総括をしたいのだが、なかなか時間とれず。
・午後、打ち合わせとコンサル、1件づつ。どちらも粘れば粘るほどアイディアがでてくる。

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