昨日は、5人の編集者が集まる会合に参加。久しぶりに会う人もいれば、初めて会う人も。それぞれ立場や関わる媒体は違うものの、「編集」という共通項で深く話すことができました。

編集の価値を伝えるには

いろいろ勉強になることはたくさんあったのですが、強く思うことは、「編集者=本や雑誌を作る人」以上の価値を伝える必要があるということです。本を作るために、変更整理とか、初校読みとかの作業としてではなく、価値として何をしているかを語ることはむずかしいです。もちろん自分もそうですが。おおざっぱな言い方として「本を企画してから売るまでにかかわることすべて」という言い方もありますが、言われたほうは、具体的なイメージはまったくできません。別の編集者も「親に仕事の内容を説明できなかった」と言っていました。まったく同じ経験が自分にもあります。

本を作る過程で編集者は何をしているのか

本を作る過程で何をしているのか、それは何のためなのか、1つひとつのプロセスの意味を考える必要がありそうです。頭の中では考えていることがありそうですが、そこは外には伝わらないし、人に伝える必要がないので、なんとなくやってしまっている部分もあると思います。編集の力を使って○○ができますと明言することが必要なのでしょう。情報発信の姿勢もぜんぜん足りないと思いました。

最後に

独立した当初、編集の応用可能性を考えていましたが、いつの間にかそのテーマから遠ざかっていたことに気づきます。昨日は、編集者をやめてベンチャーに就職した人の意見もあり、再度考えさせられました。

==【昨日の活動・所感】==================
・編集者の会合。かなり盛り上がったので、いろいろな人を誘って定例会にしたい。

Related Articles: