企画を立てるときには6つの壁があると、以下の本に書いてあります。なるほどと思ったので、まとめてみます。

企画を阻む6つの壁

(1)常識の壁:「自分の行動は、自分が育った間に身につけた常識によって支配されている」。企画をする際には、常識を先入観としてとらえて、その壁を疑うことがら始めるか、あるいは自分の常識の正反対を考える。
(2)仕事モードの壁:仕事はさまざまな制約のなかで遂行される。企画しなければならない、という気持ちもその制約のひとつ。その制約をはずすためには、普段の自分モードで発想することが必要。普段の生活から、重要と思う情報を頭に入れておく。
(3)専門力の壁:知らず知らずのうちに、自分の得意分野でしか企画を考えなくなる。他者に対しても、自分の専門分野の話は、内容を深く知っているがゆえについ批判しがち。周囲に自分の専門外の話はしないような雰囲気を作り出してしまう。
(4)時間の壁:仕事は時間がつきもの。締め切りがあるから仕事になるともいえる。ただ時間がなくなると、企画が手につかなくなることもある。そんなときは70点の企画書を目指す。
(5)前例の壁:前例は、成功体験と失敗体験とにわかれる。自分以外の前例に左右されることが多い。前例がないことは、企画者にとって名誉なことと考える。
(6)苦手意識の壁:最も高い壁になるのがこれ。企画やアイディアを発想することに苦手な人は、自分が憧れる人の方法を観察し、積極的に取り入れる。

企画はたくらむ気持ちで。たくらんで人を動かす

企画をするためには「たくらむ」気持ちをもつこと。企画は人を動かすもの。こんなメッセージをわかり易く説明しています。最初なぜか読みにくかったのですが、読み進めていくうちにモヤっとしていたことを言語化されていく感覚があり、徐々に引き込まれていく感じがありました。企画することの本質や企画するプロセスが明確にかかれていたからかもしれません。いろいろ参考になる本でした。

最後に

ちなみに企画書作りに時間をかけることの意味の無さについても言及しています。当たり前のメッセージをいかに深く伝えるかが難しいですが、個人的にはもっともっと強調してもよい箇所かなと思いました。
==【昨日の活動・所感】==================
・1日自宅で作業。大量の原稿に向き合う。だいぶ頭に入ったけれど、まだ整理されていない感じ。

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