日々生活していると「あれを買わなければよかった」「あんなこと言わなければよかった」「あのときにあんな判断をしなければよかった」など失敗することがあります。新しい経験をすればするほど、失敗も増えます。それ自体は悪いことではなく、そんなことを気にせず、前に進むことが求められるのも事実です。
自分の考えを裏付ける情報を集めがち
ただ、それだけでは十分ではないと思っています。自分に考えを裏付けるような情報のみを受け入れ、自分の考えに反した情報に接すると、拒否反応を起こし、それが間違っていると決めるつける傾向があるからです(「確認バイアス」というらしいですが)。「失敗したけれど、それはよかったのだ」と思って前に進むことは悪いことではないのですが、「なぜ失敗したのか」という部分への意識は低くなりがちです。
売れなかった分析が次への第一歩
出版で言えば、思ったより売れなかった理由を考えずに、新たな企画を立てるようなものです。出版の世界では売れなかった本は、あまり議題にならず、その原因の分析があまりさなれないような気がしますが、本当はそれこそが次への成功への一歩だと思います。当たり前すぎますが…。
失敗した事実に目を向ける
PDCA的な発想から考えても、失敗した原因の追求は不可欠です。それが改善の一歩となります。受け入れがたいとしても、失敗した事実に目を向け、その分析が必要になるのですが、自分が想定した予想や予測に一致した意見のみを受け入れ、別の不確定・不可知な要因を原因をすることことで、より自分の意見に確信を持とうとする可能性もあります。
想定との誤差を分析
大事なことは事実に目を向け、その事実が自分の想定と(いい意味でも悪い意味でも)どれぐらい誤差があったのか、を考えることです。結果に関わらず、自分の行った選択を最大限にいかすには、都合の悪いことも直視しなくてはなりません。
まとめ
本が売れなかった場合と同様、予想外に売れた場合も分析があまいこともあります。もちろん担当編集者としては考えること、感じることはあると思いますが、それが社内で共有されているかどうかというと疑問な場合もあります。売れている場合であっても、「イケイケドンドン」的な発想とともに、緻密な原因の分析はやはり大事だと思います。
==【昨日の活動・所感】==================
・午前中、部屋片付け。書類整理と廃棄。午後SEO勉強会に参加。
・身体の疲れを感じるので、ランニングはせず、ストレッチだけにする。