先週末は静岡県島田市金谷の知人宅を訪問。とってもお世話になった人。東京から地元の金谷に居を移して半年ぐらい経つので、ずっとお会いしたと思っていました。どんな手段で行ったか(www)は後日書くとして、その方に連れて行っていただいたお茶屋さんの話です。

杉本園というそのお茶農家さんは、うちが15年ぐらい前から買っているところで、化学肥料や農薬は使っていないところなのです。たまたまネットで家人が見つけてそれ以来のお付き合いをさせていただいています。その杉本園に突撃訪問したのですが、とっても丁寧に対応していただきました。いかに無農薬が大変か、とか、どんな試行錯誤を経て今にいたるのか、とか、そもそもなぜ無農薬がいいのか、などと話していただきました。専門的なことはわからないながらも、なんかとっても熱い想いを感じました。今では有機肥料を使っていないらしいです。「安全は自然の中にありました」と。

金谷という街はお茶の生産地として有名なので、周囲にはたくさんのお茶農家さんがいます。ホントに見渡す限りお茶畑というところです。そんななか、「無農薬で生産していることをほかのメーカーさんたちはどう思っているのですか?」と聞くと、「頭がおかしいとしか思われていないでしょうね(苦笑)」という言葉。無農薬は、それぐらい困難なことなんですね。ということは通常飲んでいるお茶は…。そこまでやり続ける信念はホントに凄いと思いました。同業者に頭おかしいと思われるって恐怖ですよね。

杉本園さんからお茶を買うと、レターが同封されてきます。奥様が書いているようです。あるとき送られてきた、この一文が気にいって事務所のファイルに綴じています。

無農薬茶作り始めて25年、両親に大反対されてのスタートでした。虫や病気で葉どころか太い茎も枯れ、お茶が取れない年もありました。真夜中ぼかし肥料を作りながら、新年を向かえたこともありました。周りの農家には笑われ、文句を言われ、両親は怒り、外も中も大変でした。どのような状況でもブレないで主人は必死に働き続けました。

こんな思いを大事にしている方と直接お会い出来て、とっても刺激をいただきました。こういうところを応援したいですし、自分の仕事もぶれてはいけないのだと思いを新たにしました。

杉本さん、杉村さん、ありがとうございました!

※事務所で飲んでいるお茶です。

~セミナーのお知らせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「あなたのコンテンツにベストな出版方法を考える戦略セミナー」の案内はこちら

「読み手を前のめりにさせる書籍の書き方をお伝えするセミナー」の案内はこちら

Related Articles: