先日注文した『イサリビー未来も魚を食べるぞ通信』が送られてきた。鯖とともに冊子が入っている。鯖つきの小冊子なのだか、小冊子つきの鯖なのかはよくわからないけれど、とにかく両方入っている。通信だから前者か。

16ページの小冊子なのだが、伝えたいメッセージがあることがヒシヒシと伝わってくる。端的にいえば、魚はこのままだと食べられなくなるよ、ということだ。その危機感をもった人たちが、どう伝えたらよいかを考えた末の商品構成なのだと思う。

メッセージをどうやったら伝えられるかは、自分にとっても大テーマなのだけれど、この商品構成は思いつかなかった。しかもノルウェー産の鯖を使っているところがひねりが効いている(この商品の詳細はこちら)。

この小冊子を見た瞬間になんか凄いと思った。自分だったら絶対にしないであろう大版の判型に、手書きっぽいデザイン、ノルウェーへの取材などなど、意外なコンテンツがもりだくさんだった。小冊子を見なければ、凄さがわからなかった。彼らはそれを広めるべく、SNSを使いまくり、少しでも多く人に手がとどくように必死な様子。そういう姿を見ると応援したくなる。そこにはプロデュース戦略とか広告手法とかはなさそうだ。がむしゃらな感じが人を動かすのだと思う。

だいぶ前にお会いした人が「ビジネスはセンスですよ」と言っていたのをなぜか思い出す。金儲けのセンスかと思ったら違う。今考えると、自分の感覚と合うかどうか、ということだと思う。自分の感覚に合うものが何かが自分もわかっていないから、あれこれ経験することが大事、そこからビジネスは始まる、というのがその人のメッセージだったのだと思う。

世の中には凄い人が溢れている、経歴的にも実績的にも。ただこれから何かやろうとする人のエネルギーを感じることが自分が応援したいポイントなのだと思った。その感覚は人と違って当然。そんな感覚を求めていけば、満足度は高まる。自分が「すげー」と感じられる経験をどれだけできるか、だ。

それにしても漁業の資源管理は大きな問題だと思う。

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