メールやブログ、SNSなど、書くことによるコミュニケーションが増えました。文字によるコミュニケーションは、テレビ番組や電話等と違って、読み手の都合いいときに読むことができます。

「急いでメール発信、落ち着いてメッセージ受信」の恐怖

たくさんのメールが来たとしても、受け手側が読む時間を選べば、落ち着いて読むことできます(というよりもそういう状況で読むべきです)。そして何度も読むことができます。一方、書く側ももちろん選べるはずなのですが、落ち着いて書けない状況であわてて書くと、相手のことをあまり考えずに書いてしまったり、伝えるべきことを網羅せずに書いてしまったりすることがあります。ときに相手を傷つけてしまうことだったあります。

読み手がコミュニケーションを規定する

雑に発信した結果、メールのやりとりが増えたり、トラブルを招くこと可能性があります。一時的な感情でメッセージを書いて、送ってしまったメールは、取り消すことはできません。もう少し丁寧にメールを書けばよかったと後悔した経験は、だれにでもあると思います。電話であれば、(程度の問題はありますが)言い訳をしたり、相手の反応によって、多少補足説明することができますが、書き言葉によるコミュニケーションは、一方的に読み手側の解釈によって成立するのです。

同じ本を何度も読むワケは

本を読むことは、本を書いた人との書き言葉によるコミュニケーションです。受け手(=読み手)は、自分がその本を読んで、どんな気持ちになったか、何が役に立ったかで、その著者に対する印象が決まります。かつて読んでたいしておもしろくなかった本も、時間がたって読み返すと感動させられることがあるのは、読み手の感情や経験でコミュニケーションが規定されることを物語っています。書籍に書かれている文字はいつも同じなのです。

まとめ

どんなメッセージも、相手の解釈でコミュニケーションが完結することを考えると、もっと丁寧に発信しないといけないと思います。「忙しい…忙しい…」と言って、雑な文章を書いていると、人は遠ざかる可能性が高いです。激しくメールやメッセージのやり取りをする時代だからこそ、相手の視点を忘れないようにしたいですね。

==【昨日の活動・所感】==================

・自宅の無線LANのトラブル。問い合わせしたり、携帯でリサーチしたり、予想外の時間を消費。当たり前のことが、当たり前ではないことを痛感。未解決。

・やらなくてはいけないことは多いが、休養日にする。夜は、初めて行く店で軽く飲み。マスターひとりで切り盛りしている店。狭い店内は、常連さんばっかりの様子。週に3〜4日来ている人が多いのだとか。ファンは多くなくても、ファンの満足度を高めれば、ひとりビジネスはうまく行く。

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