昨日、会社の経営者と話していたら、「だれがやってもいいことをやると切ない気持ちになる」と話していました。すごい言葉だなと思いました。

時間を生むための投資

「とは言っても、現実的には、やらなくてはいけないことも多いのですけど…」と言いつつも、よくよく聞いてみると、かなり部分を社員にふったり、外注していました(外注の額を聞いてビックリでした…)。さらに、顧客管理のシステムにもかなりの額をつぎ込んで、近いうち全自動化したい、と言っていました。まさに時間を生むための投資ですが、「自分でもできるけれど、時間を生むために投資をする」のはなかなか勇気がいることです。

投資がうまく行かないのは

社員を雇ってもあまりうまく働いてくれなかったり、システムを入れたけれどうまく使いこなせていないというケースをよく聞きますが、こんな気持ち(覚悟?)で社員を雇ったり、システムを導入すれば、冒頭のようなストレスは、かなりはれるのだろうと思いました。その社員に聞くと、相当仕事をしている(させられている?)ようでしたが。

自分にしかできない仕事に没頭する

だれがやってもいい仕事は人にまかせ、自分は自分にしかでききない仕事に没頭する。理想の環境です。ただ、その前提として、自分にしかできない仕事はなんだろうか、とその価値を見いだせているということが必要です。先日会った人は、単に社員と自分との実力差ではなく、自分が世の中に提供できる価値を常に図りながら、仕事を回しているように思えました。

まとめ

だれもが人を雇ったり、システムを導入することはできませんが、「誰がやってもいい仕事をやって切ない気持ちになるか」どうか、意識することは重要だなと思います。自分にしかやれない仕事をやればやるほど、誰がやってもいい仕事に対する切ない気持ちも大きくなると思うからです。

==【昨日の活動・所感】==================

・その社長によれば、しかるべきところに情報発信し、資源を投下すれば、必ず戻ってくる、とか。その「しかるべきところ」とそのやり方を見いだすのが大変なのだが…。

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