最近の日記。

いろいろ出来事がありすぎて、ブログが追いつかない。印象的なことがらだけを記録しておく。

・新しいことを始めるので、先行投資が多い。ものだったりサービスだったり買うものが多い。高価になればなるほど、こちらも気になることが多く、相手のとっさの言葉とか表情が気になったりする。言葉や表情は大事。というよりも日々曇りのない状態で仕事をせよ、という教えだと思った。

・本を書くタイミングは人それぞれで、「その状態」でない人に「書いて」といっても難しい。その状態を作らないと、その労力と手間をかけられないいぐらい書くことは自分と向き合うことなのだ。人に書くことを期待しなくなってから、いろんなことが激変した。びっくりするぐらい。自分の気持ち一つで環境がかわる。出会いも増えた。びっくりするぐらいいい関係の。chatworkでやっている読書会の影響も大きい。この読書会はかなりゆるくやっているのだけど、やると言って、やらないのはやっぱり信頼口座が減る。

・10年間自分のビジネスをしてきた友人が最近、突然その仕事をやめた。絶好調だったのに。ファンも多かったのに。皆がびっくりなのだけど、当の本人は今は何もしない時間を楽しんでいる。先日会っていろいろ話をしたのだけど、半年ぐらいは何もしないらしい。それにしても軌道に乗るまでの過程がすごすぎた。融資も損切りも半端なく、そんな苦労があったのか〜の連発。絶好調にいたるまでには本当にいろんな苦労があると思い知らされる。話を聞きながら、なんかゾクゾクした。本を作りたい。

・上記のことと関連するのだけど、成功者と言われる人は、外からは見えないところで、無数の試行錯誤をしている。毎日、毎時間、毎分、といっても過言ではない。直感も大事だと言われるけれど、それは四六時中そのことを考え続けた人が得られる力だと思った。思いつきと行動に至らしめる直感は違う。思いつきから相当煮詰めないと、精度の高い直感は得られないと思った。なんか最近ストレッチをしているよう。1センチでも少しでも前に進みたい。伸ばすのは大変だけど、やらないと直ぐに戻ってしまう。

・小規模出版社の人とのつきあいはやはり面白い。まったく違うジャンルの本を作っていても、どこかで価値観がつながっていると思える。自分から見ても「なんでそんなことをしているのか」と、思う人も多く、その世界を聞くことが楽しい。この間は、久しぶりに哲学の議論で盛り上がる。大学院を出てからガチで話しをしたのは久しぶり。というか、だいぶついていけなかった。自分は遠い世界になったけれど、今でもあの世界に魅力を感じて、日々打ち込んでいる人がいると思えるのはなんかうれしかったり、刺激をうけたりする。

・今日は、書店営業に。近場の書店を12店ぐらい。アルバイトにも当日伝え、3店同行させてから、ひとりで書店に突入させた。まったくの素人だけど、注文をとってきた。そういう経験が大きい。自信になる。少しずつのステップアップはないかもしれない。という自分も出版社時代に、書店営業はしたことないけれど、ひとり出版社はなすべて自分がやると決めると、別に躊躇もなくなる。書店にいくとやっぱり得るものは大きい。書店員さんは忙しい。編集者も忙しい。忙しい人が作って、忙しい人が売っているのか、なんて思ったり。忙しくても、たのしくやれるかがポイントなのだけど。

・出版社時代にやったことがないことといえば、翻訳書の出版。自分でも意外なのだけど、どの会社でもなんとなくやるチャンスがなく、終わっていた。一応英語好きなんだけど。で、今、この状況で翻訳書を出そうとしている。エージェントと連絡とったり、条件をオファーしたり、その前にリサーチしたり、契約したり。見よう見まねでいろいろ勉強になった。ただ、原著がフランス語。まったく読めないよ、と。興味で選んだら絶対この本は出せなかった。人との出会いでこの本を出すことになった。初めての翻訳書が、自分の出版社からで、それもフランス語というのがなぜか笑える。かつてのことをよく知る編集者も笑っていた。

いろんなことがまだまだ始まっていない気がする。これから、これから。こんな感じの毎日は結構いいかもしれない。

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