今度の読書会は『7つの習慣』の第3の習慣「最優先事項を優先させる」。第2領域の重要性が書かれているところ。この本らしいところなのだか、今回はこの部分の後半にかかれているデリゲーションについて注目する。

「すべてのことを達成するには、自分の時間を使って実行するか、人に任せるか、どちらしかない。ここで大事なのは、自分の時間を使うときには効率性を考え、人に任せるときには効果性を考える」とある。しかしながら「人に頼むとかえって時間がかかるし労力も使うからとデリゲーションを嫌がる人は多い。自分でやったほうがうまくできるからと思うかもしれないが、人に効果的に任せることができれば自分の能力を何倍にも生かせるのである」。

この章は人材育成的な内容も含まれていて、我々が目指すべき全面的なデリゲーションは、手段ではなく結果を重視するのだと。そのために、「望む成果」「ガイドライン」「リソース」「アカウンタビリティ」「評価の結果」を伝える必要がある。こんなに言う必要があるのか、と思う反面、逆の立場だったら、こういうことを言ってくれたら動きやすいと思うので、かなり納得する。我々がやってはいけないデリゲーションは使い走り的に指示すること。「これをとってこい、あれをとってこい、これをやれ、あれもしろ、終わったら私を呼べ」というやり方。それでは効果をはっきりないし、自分の効率もあがらない。よくある例だけど。

最近、不思議な縁で、アルバイト二人に来てもらっているので、この話はタイムリー。人に任せるときには効果性を考えなければならない。そしてこの効果を発揮させるためのしごとは、まさに第2領域なんだと思う。即効果はでないし、かといって、アルバイトに効率性を求めるわけにもいかない。5つの要素を伝えなければならない。

今来てもらったいる人たちは、出版はまったく未知。業界以外の人と仕事するのは自分が望んでいたことではあるけれど、人探しに時間をさいていたわけではないのに、巡り合うのは不思議な縁だ。自分の出版マインドを伝えられるのは結構楽しみ。その前にこちらは全面的なデリゲーションを目指さねば。

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