前回書いた80対20の法則を再び考えるについて、何人の人から意見をもらった。ありがたい。Be extraordinaryを実現するには、20パーセント側を意識すべき、自分が使う時間をお金に対して敏感にならないといけない、というのが自分の考え(Be extraordinaryは何?とか、興味ないという人は考えなくてもよいテーマ)。

具体的には、時間を作って、お金を使って、自分自身はとっても楽しいけれど、多くの人からみれば「なんでそんなことしているの?」という世界を作るということだ。そのためには、何かをすることが快適か?だれといることが楽しいか?それを常に探している感じ、仕事も遊びも。そしてそれを実現するためには、どうすればいいかを考えるプロセスは、仕事も趣味もまったく同じ。でも会いたい人ってそんな簡単に会えるわけではない。じゃあ、どうすればいいか。会える人たちと会っていても世界は広がらないし。

当たり前だけど、会社と自宅を往復し、コンビニや量販店やネットだけで買い物をすまし、ファミリーレストランで飯を食べているだけでは、大きな発見はうまれない。だけど、発見を必要としない生活や仕事も存在する必要はあるので、それはそれでいいと思う。自分はかかわりたくないだけのことだ。
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話はとぶけれど、お金の流れでいえば、支払いはより遅く、入金はできるだけ早く、がビジネスのセオリー。個人的な感情もだれしもがそうありたいと思う。ただ取引の際には、払う側の希望と受け取る側の希望は絶対に両立しないので、契約書を取り交わしたり、両者の取り決めとして支払い期日が必ず設定されている。ビジネスでは当たり前のことだ。

だけど、(先日書いた)20パーセント側を意識するのであれば、すぐに払ってみてはどうか?と考える。そんなことしてもキャッシュフローを悪くするだけで何もならない、と忠告する人がいるし、本当にそうかもしれないけれど、でもホントにそうなのかはやってみないとわからない。

そう思うにいたったのは、うちのクライアントは、ホントに気持ちよく払ってくれるからだ。請求書を出してすぐに大きなお金を振り込んでくれるし、締切に遅れる人はいない。本当にありがたいことだ。「原稿書くのは遅いんですけど、振込は早いんですよね(笑)」などと言いながら…。常に払う人の気持ちに敏感でありたいとも思う。でもそんなことを言えるようになるには、自身のビジネスに相当の苦労があることを知っている。

締切になっても適当ないいわけをしつつ締切を伸ばそうとしたり、契約にない分割を持ち出したりするより、即払うほうが絶対カッコイイ。こんな恵まれた環境にいるので、自分も、払うものは早くと、決めている(支払いが遅れるのは、得られるモノやサービスがワクワクしないからだ。だから何を買うか、どこにお金を払うかが大事なのだ)。企業では通用しない論理であることは百も承知(そんなこと今さらアドバイスされたって困惑するだけだし…)。ただ相手の顔が見えれば、これをやる意味は大きいと思っているし、これで回らなくなったら、それはキャッシュフローの問題ではなく、ビジネスそのものの問題だ。これが自分がお金に対する20%の意識だと最近思う。

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