最近、フェイスブックで友人たちが富士山に登っている投稿をよく見る。今が一番いい時期なのかもしれない。ひとりで行く人が多いけれど、グループでの人たちももちろんいる。行き方とか出発する時間はもちろんばらばら。それぞれのルートで、それぞれのペースで登っている。ただどの人たちも、暑いとか寒いとか長いとかキツイとかの感想をいだきながら山頂に到達している。山への入り方は違うけど、どんな人たちも3000メートルぐらい登れば、皆同じところに到達することがなんか興味深いと思った。

調べてみると、登頂へのルートは、一般に吉田コース、御殿場コース、須走コース、富士宮コースがあるらしい。地図を見ると、コースの特徴も書いてある。何度も登っている人は、コースにも好き嫌いがあるのだろうし、思い入れの強いコースもありそうだ。でもてっぺんまで登るつもりであれば、どれも大差ないように思える、皆が感想で書いているように、キツく、長い登りを覚悟すればということだけど。

富士山を2000メートルしか登るつもりのない人たちには、どのコースを通るかは大きな問題になる。コースによって2000メートルから見える景色はまったく違うだろうし、登りやすいとかそうでないコースもあるかもしれない。そういう場合はどこから登り始めるかが大事な問題(ビジネス書で小さなところで差別化を図っている様子とオーバーラップする)。ただ3776メートル登るつもりであれば、どこからスタートしてもかわらないんだよね、という気にもなる。

近道とか効率性とか言い出すと、いかに省エネで山頂にたどり着くかが気になるけれど、そもそもそんなことを気にしていたら、登れないんじゃないかとも思う。極端なことを言えば、どこから始めても3776メートル登れば、到達するところは同じ。本当に覚悟を決めて足を動かし続けるのかにかかっているのだと思う。仕事も同じ。些細な切り口の違いを差別化として商品をつくり出すことはもうしない。

先日御殿場ルートから登り始めて2300メートルぐらいで突然、大雨にあって引き返してきたけれど、次は山頂を目指したい。

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