連休が今日で終わり。やることが盛りだくさんなのだけど、このまま新しい週に入り、日常に戻るといろいろ忘れそうなので、記録しておく。

このGWはいつもどおり仕事をしつつも、5月2〜4日の上田滞在が大きな経験だった。スカイランニングの上田バーティカルレースへのスタッフ参加が直接的なイベントなのだけど、その前後の会やそこで知り合った人たちもとっても楽しかった。

スポンサーの人たちとも話せたし、選手のタイムを計る計測メーカーの人たち、トレイルラン関係のウェブの編集長とか、アウトドア専門のカメラマンとか、動画カメラマンとか、太郎山を愛する地元の人たちとか、この大会でしか会えない人たちとたくさん会うことができた。自分が参加者だったら絶対会えない人たちだし、アットホームな大会ならではの出来事なのだと思う。もちろんレースでは、ゴール直前で、トップアスリートの人たちの走りを間近で見られたのは、かなり刺激になった。

今回、スタッフとして参加することになったのは、まったく予定されていたことではなかったけれど、日本スカイランニング協会の松本大さんや長谷川香奈子さんの話を聞くにつれて、スカイランニングってとってもおもしろそうと思うようになった。4月の頭から上田に3回行って、ファミリーレストランと居酒屋で、おそらくトータルで10時間ぐらい話をしたと思う。で、実際にスタッフとして参加できて、その楽しさと奥深さを実感できた。

バーティカルは、街中から山のてっぺんまでの最速を競うというシンプルな種目なのだけど、そこには思想があり、哲学があるし、歴史もある。シンプルなことほど、いろんなことが試される。

スカイランニングには、今回のバーティカルのほかに、中距離のスカイと長距離のウルトラ、山岳レースのエクストリームがある。いずれも国際スカイランニング連盟の基本理念に基いて、レースが企画、運営されている。日本は、昨年の世界選手権の国別ランキングで3位(1位はスペイン、2位はチェコ)、23歳以下のユース世代では2位になっている、強豪国なのだ。アジアではチャンピオン(2位はネパール、3位は韓国)。

今回韓国のスカイランニングチームが視察に来ていて、打ち上げでたまたま隣になったので、いろいろ話を聞いてみた。まだまだ規模は小さく、日本ほど高い山もそんなに多くはないけれど、ロードランナーの中で興味をもっている人も多い、ソウルから3時間ぐらいで会場に着けるし、国際スカイランニング連盟と連携と取りながら、これから大きくしていきたい、日本から学ぶことは多いと語っていて、日本のスカイランニングってお手本になる存在なのだ、ということを知った。

こういう世界はなんか自分の出版観ととってもよく似ている。一般の人が「そんなすごい世界あるの!?」ということを、書籍を通じて、より多くの人に知ってもらうことは自分自身が今やっていることだ。世の中自分が知らない「そんなすごい世界」は無数にあるけれど、自分自身が楽しめる世界とか、自分が応援したい人が作っている世界であることが最大の動機。スカイランニングはそこにズボッとハマった気がする。こんなスゴい世界を知ってもらう機会を作りたいと思う。

完全アウェーに飛び込むといろいろなことが見えてくる。完全アウェーでも、人と自然に仲良くなるキッカケとか、自然な人間関係とか、自分にとって自然な仕事とか自然なモノとかあるよね、ということだ(ついでにいうと、地産地消の表示を見るにつけ、身の回りにある不自然な食べ物の存在の多さにも気付かされる)。

最近は「人生を楽しむ力」のようなものがついてきたように思う。会社員時代の自分はそれがまったくできていなかった…。人が前のめりになるのは、お互いの明るい未来がみえるからだ。不安もつらさも、しんどさもすべてはそこにリンクしていなければならない。

さて、これから何を、どういう順番で、どういう方法で、カタチにするか。自分自身が試されそうな気がする。さて、仕事しようっと。

~書籍情報・西荻窪の玄米菜食のお店「米の子」亭主が語る素材と感謝 亭主啓白~

http://www.socialcapital.co.jp/blog/info/komenoko-book

~セミナーのお知らせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「あなたのコンテンツにベストな出版方法を考える戦略セミナー」の案内はこちら

「読み手を前のめりにさせる書籍の書き方をお伝えするセミナー」の案内はこちら

Related Articles: